無形文化遺産になっているラテン音楽ジャンルを紹介！ [一覧]

こんにちは、Ponmigo（ポンミーゴ）です。

今回はユネスコの無形文化遺産として登録されているラテン音楽ジャンルについて簡潔に紹介します！さまざまな音楽が無形文化遺産となっており、大抵の場合、それぞれの国の代表的な音楽にもなっているといえますので、とても興味深いですよ。

ちなみに今回は、音楽の名前、音楽の発祥地、文化遺産に登録された日と登録した機関（わかる場合のみ）を紹介しています。

この記事は随時更新していく予定です。
また、この記事では、文化遺産に登録された日付が早い順に紹介しています。

無形文化遺産として登録されているラテン音楽
まとめ

無形文化遺産として登録されているラテン音楽

マリネラ（Marinera）

ラテン音楽ジャンルの名前：マリネラ（Marinera）

音楽の発祥地：ペルー

文化遺産に登録された日：1986年1月30日

登録した機関：ペルー国立文化院（現在の文化省）

ペルーの伝統舞踊「マリネラ」について解説してみた！[南米３大ダンス]

マリネラは南米３大ダンスのうちのひとつであり、ペルーの代表的なダンスだといえます。ペルーのマリネラはとても優雅なダンスですが、どこかエネルギッシュな雰囲気もあり、とても興味深いダンスです。また、マリネラはスペイン、先住民、アフリカのルーツが混ざり合った、求愛の音楽でもあります。

ワイラシュ・ワンカ（Huaylarsh Wanka）

ラテン音楽ジャンルの名前：ワイラシュ・ワンカ（Huaylarsh Wanka）

音楽の発祥地：ペルー

文化遺産に登録された日：2005年2月23日

登録した機関：国立文化院（現文化省）

ワイニョ　〜アンデスを代表するペルー音楽について〜

ワイニョはペルーとボリビアを代表するアンデス音楽です。この音楽はスペイン植民地時代より前から存在し、アンデスの歴史を知れる音楽ジャンルでもあるといえます。ケチュア語の歌と独特なステップはとても興味深いですよ。

ワイラシュとは？　ペルーの躍動感あふれる音楽＆ダンスジャンルについて紹介！

ワイラシュはペルーの音楽＆舞踊ジャンルで、これはワイニョ（ペルー音楽）のスタイルのひとつです。これは文化遺産にも指定されており、パチャママとの関係もある音楽なため、ペルーやアンデスの人々にとって、とても重要な音楽です。

パシージョ（Pasillo）

ラテン音楽ジャンルの名前：パシージョ（Pasillo）

音楽の発祥地：コロンビア・エクアドル

文化遺産に登録された日：2005年8月12日

登録した機関：（機関ではないですが）法律983条

南米版のワルツ！？パシージョ音楽＆舞踊について解説してみた

パシージョはエクアドルとコロンビアで聞かれているとても代表的な音楽だといえます。パシージョの歌詞には喪失感や憧れの感情が反映されることが多く、また恋心などについても語られていることが多いです。さらにはエクアドルの都市名にちなんだ歌詞の曲もあります。

フラメンコ（Flamenco）

ラテン音楽ジャンルの名前：フラメンコ（Flamenco）

音楽の発祥地：スペイン

文化遺産に登録された日：2010年11月

フラメンコとは？スペインの代表的な民族音楽舞踏について紹介！

フラメンコはスペインの代表的な舞踊であり、音楽のひとつです。フラメンコは芸術表現であるとも考えられており、優雅な腕の動きや足さばきなどが特徴です。また、フラメンコは即興性を重視した舞踊＆音楽でもあり、特に歌では繰り返しや倒置法、休止などさまざまなテクニックが必要です。

マリアッチ（Mariachi）

ラテン音楽ジャンルの名前：マリアッチ（Mariachi）

音楽の発祥地：メキシコ

文化遺産に登録された日：2011年

マリアッチって何？メキシコの音楽グループについて説明してみた！

マリアッチはメキシコの音楽隊のことを指します。マリアッチはメキシコの誕生日や結婚式などで必ずと言っていいほど演奏され、とても身近な音楽だといえます。また、衣装はとても特徴的で、見ただけでマリアッチだと分かるほどですよ！

ムリーザ（Muliza）

ラテン音楽ジャンルの名前：ムリーザ（Muliza）

音楽の発祥地：ペルー

文化遺産に登録された日：2014年1月27日

ムリーザはワイニョ（Huayño）のスタイルのひとつです。

ペルー音楽「ワイニョ」の代表的なスタイル６つを徹底解剖！

ワイニョはペルーとボリビアを代表するアンデス音楽です。植民地時代より前から存在するこの音楽にはそれぞれの地域の伝統に従って、主に６つのスタイルがあります。今回の記事ではワイニョのスタイルについて紹介しています。

ボリビアクエカ（Cueca Boliviana）

ラテン音楽ジャンルの名前：ボリビアクエカ（Cueca Boliviana）

音楽の発祥地：ボリビア

文化遺産に登録された日：2015年1月27日

求愛のためのダンス！？チリで人気な音楽、クエカについて

クエカは南米の音楽＆ダンスで、アルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、ペルーなどの国で伝統的に踊られています。このダンスは特にチリで有名なダンスだといえます。また、このダンスは求愛を表しているといえ、少しロマンチックなものでもありますね！

バジェナート（Vallenato）

ラテン音楽ジャンルの名前：バジェナート（Vallenato）

音楽の発祥地：コロンビア

文化遺産に登録された日：2015年

コロンビアのローカル音楽「バジェナート」を徹底解説してみた！

コロンビアのローカル音楽「バジェナート」はアコーディオンが特徴的でとても楽しい音楽です。バジェナートは文化遺産にも登録されており、コロンビアのなかでも極めて重要な音楽ジャンルです。ゆっくりなリズムのものから早いリズムのものまで揃っているバジェナートはとても魅力的ですね！

メレンゲ（Merengue）

ラテン音楽ジャンルの名前：メレンゲ（Merengue）

音楽の発祥地：ドミニカ共和国

文化遺産に登録された日：2016年11月30日

ドミニカ共和国のアフリカ系音楽？「メレンゲ」について徹底解説してみた！

「メレンゲ」と言われたら何を思い浮かべますか？多くの人がお菓子やケーキに使われる材料を想像するのではないでしょうか？ですが、今回の記事はその「メレンゲ」ではなく、ラテンダンスそしてラテン音楽のメレンゲです！！ということで、日本ではまだあまり浸透していないメレンゲを徹底解説してみました。

ボンバ・デル・チョタ（Bomba Del Chota）

ラテン音楽ジャンルの名前：ボンバ（Bomba）/ボンバ・デル・チョタ（Bomba Del Chota）

音楽の発祥地：エクアドル

文化遺産に登録された日：2020年10月20日

エクアドルの歴史を物語る音楽リズム「ボンバ・デル・チョタ」について紹介！

エクアドルのボンバ、通称「ボンバ・デル・チョタ」はエクアドルのチョタ渓谷周辺で生まれた、アフロ・エクアドル文化の歴史を物語る音楽リズムです。アフロ女性が、瓶を頭に乗せて踊る様子はとても特徴的ですよ。

まとめ

意外と多くのラテン音楽やラテンダンスのジャンルがユネスコの無形文化遺産に登録されています。これらは、それぞれの国でも代表的な音楽であり、象徴となる音楽であるため、現地の人たちにとって、とても大切な音楽だといえますね。

以上、今回はユネスコの無形文化遺産として登録されているラテン音楽ジャンルについて紹介しました。