ペルーの伝統舞踊「マリネラ」について解説してみた![南米3大ダンス]

Marinera マリネラ(Marinera)
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こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。

今回はペルーの代表的な伝統舞踊である、マリネラ(Marinera)について紹介します。

 

マリネラとは? 南米3大ダンスのひとつ!

マリネラ(Marinera)とはペルーを代表するダンスで、とても優雅エネルギッシュなダンスです。

ちなみに、このダンスはブラジルのサンバ(Samba)、アルゼンチンのタンゴ(Tango)と共に、「南米3大ダンスのひとつ」だと言われています。

 

また、このダンスはスペイン、先住民、アフリカのルーツが混ざり合った音楽であり、男女が恋に落ちるというシナリオが描かれています。

 

これはペルーのシンボル的ダンスであり、国際観光フェアやペルーのフェスティバルに欠かせない存在となっています。

 

マリネラの起源

次にマリネラの起源についてみていきましょう。

 

マリネラがどのように誕生したかということについてはいくつかの説があります。

ひとつ目に言われれている説は17世紀のスペインが起源で、メヌエットファンダンゴ(Fandango)などのヒスパニック系のダンスからできたものだという説です。そして、もともとは地位の高い人のダンスでしたが、のちに民衆が模倣したものだとも言われています。

 

一方で、2つ目の説はペルーのみが起源であると考えられています。

ペルーのメヌエット」と「トンデロ(Tondero)」という音楽ジャンルが合わさり、「サマクエカ(Zamacueca)」という新たな音楽が誕生しました。そしてこの、サマクエカこそが、マリネラの起源だと言われています。

 

「マリネラ」の名前の由来

マリネラはサマクエカに由来するダンスだと言われています。

 

このダンスはチリのクエカ(Cueca)と区別するために、1879 年と1883 年の太平洋戦争でペルー海軍にちなんで名付けられました。

ちなみに、マリネラ(Marinera)はスペイン語で「船員」というような意味があります。

 

マリネラの踊り方

 

マリネラは基本的に2人組(男女ペア)で踊ります。また、マリネラは昔からカップルの踊りであり、求愛と幸福の代名詞であるといえます。

マリネラの踊り方として、男性はハンカチと帽子を手に女に求愛することを表現し、女性は笑顔でそれに応じることを表現します。

 

このダンスは、繊細な動きと優雅なステップを合わせて踊り、ハンカチを使った動きが特徴的です。このハンカチを使った動きは、観客に活気と感動を与えています。

また、フットワークも特徴的で、男性は力強く、女性は繊細な動きをします。

 

この動画では、マリネラの踊り方がわかるので、参考にしてみてくださいね!



マリネラのスタイル

マリネラはテンポ、衣装やステップなどのバリエーションによって、地域ごとに独自のスタイルが確立されています。

 

なかでも有名なものはノルテーニャ(Norteña)や、リメーニャ(Limeña)です。

詳しくは以下の記事で解説しています。

 

マリネラの服装


マリネラを踊る際の男性の服装は一般的に、典型的な騎馬民族の衣装で、黒や白、装飾品やレースが施されているものが多いです。

女性の場合は、レースとロングプリーツのロングドレスで構成されています。

 

しかし、どちらの衣装も踊りが行われる地域によって異なることがあります。例えばリマでは、男性の衣装はエレガントなスーツのようなものが多いです。

 

マリネラの日と文化遺産

2012年、ペルーの議会は、マリネラの代表格でもある人物、アウグスト・アスケス・ビジャヌエバ(Augusto Áscuez Villanueva)の誕生日を記念して、毎年10月7日を「マリネラのナショナルデー(el Día Nacional de la Marinera)」とすることを宣言しました。

 

また、マリネラは1986年1月30日に、ペルー国立文化院(現在の文化省)により、そのすべてのマリネラスタイルが、ペルー国家による最初の文化遺産として宣言されました。

 

まとめ

まとめとして、マリネラはペルーの代表的、そしてペルーの文化のなかでも大事なダンスだといえます。
マリネラを知ることでペルーについての知識がひとつ増えるかもしれませんね!

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