こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
今回はクエカ(Cueca)というチリやボリビアの音楽ジャンル、そしてダンスについて紹介します。
クエカはどこのダンス?
クエカ(Cueca)は18世紀後半(植民地時代)に生まれた南米の音楽&ダンスで、アルゼンチン、ボリビア、チリなどで伝統的に踊られています。また、その国々のなかでもチリではとてもよく聞かれている音楽だといえます。
クエカは20世紀に入ると人気がなくなってきましたが、今でも南米の民間伝承の重要な一部です。
例えばチリでは、1979年にクエカを「国民的ダンス」と宣言し、その10年後には9月17日を「国民クエカの日」と制定しています。
またボリビアは2015年に「ボリビアクエカ(ボリビアスタイルのクエカ)」をボリビアの文化遺産に指定したそうです。
ちなみにクエカは国によって異なるスタイルがあり、そのなかにも数々のサブジャンルがあります。
クエカの起源
クエカの起源は不明ですが、スペイン、アフリカ、原住民の影響があると考えられています。
ペルー音楽である、サマクエカ(zamacueca)という音楽ジャンルにアフリカやアメリカ先住民のリズムをミックスし、そこからクエカが派生したと考えられています。
クエカの語源
クエカの語源については、いくつかの説があるようです、
しかし、卵を産んだ鶏の泣き声のようなニュアンスがある、「クルエカ(clueca)」というスペイン語の単語に由来するという説が有力であるといえます。
クエカの踊り方
クエカは男女のペアで踊るダンスです。
一般的に、男性が女性をクエカのダンスに誘うのは、彼女に求愛するためと考えられていますが、恋愛感情は踊るための必須条件ではないことを明記しておきます。
また、クエカのダンスでは二人ともハンカチを右手に持ち、ハンカチを動かしながら、半回転したりなど、華麗な動きをします。
この動画ではクエカをどのように踊るのか見ることができますよ。
個人的な感想とはなりますが、そこまで高度な動きはなく、割と簡単に踊れそうなダンスですね!
クエカの歌詞の内容と使われる楽器
クエカの歌詞はさまざまなテーマについて歌われています。
しかし、そのなかでも、歴史的な出来事、あらゆる延長線上にある愛などといった事柄であることが多いです。
また、クエカの曲は通常、ギター、ハープ、ピアノ、コントラバス、アコーディオン、ドラムなどの楽器で演奏されます。
まとめ
まとめとして、クエカはスペインの音楽ジャンルの進化系として生み出された南米(特にチリ)音楽だといえます。
これはさまざまなサブスタイルがあり、音楽ジャンルとしてはとても有名なジャンルだといえます。
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