こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
突然ですが、皆さんは「メレンゲ」と言われて何を思い浮かべますか?
「メレンゲと言われてもケーキやお菓子を作る時の泡のようなものしか知らないよ〜!!」という人も少なくないと思いますが、今回の記事はそのメレンゲではありません。
今回はラテン音楽の一種であるメレンゲ(Merengue)について紹介していきたいと思います!
メレンゲはラテン音楽・ダンスのジャンル
メレンゲはバチャータと同様にドミニカ共和国発祥の音楽かつフォークダンスで、ラテンアメリカ全体で広まっています。よって「メレンゲ」は一言でダンスと音楽の両方を指します。
メレンゲにはドミニカ共和国だけではなく、アフリカからの影響もあります。
最近のメレンゲはヒップホップ、R&Bやその他のポップ音楽からも影響を受けています。なので、メレンゲの特徴としては気楽で、カジュアルな社交ダンスだといえます。
メレンゲを構成する楽器
メレンゲでは色々な楽器が使われています。
アコーディオン、ギィラ(Güira)(ドミニカ共和国発祥の楽器)とドミニカン タンボラが使われています。これらの楽器はさほど高いものではなく、簡単に作れるため、カリブ海の国々だけではなく、世界各国で演奏されています。
また、その他にもベース、ピアノ、ギター、サクソフォンとトランペットがなども使われています。
メレンゲはアフリカ人によって生み出された!?
メレンゲがどのように誕生したのかということについてはいくつかの物語があり、どれが本当なのかはわかりませんが、なかでも一番信憑性の高いメレンゲ誕生の物語を紹介しますね!
メレンゲは、1700年代に奴隷によって作られたものだと考えられています。
当時のドミニカ共和国の奴隷達は「マスター」がイベント時に社交ダンスを踊っているのをみていました。ですが、マスターが踊っていた社交ダンスは退屈そうに見えたため、奴隷は音楽のテンポを速め、新しくできたのそのリズムにダンスを加えたそうです。
他にもこんな物語もある
その他にはこのような物語もあります。
メレンゲはヒーローとも思われる大戦士が戦いの最中に足を負傷したことから始まったという考え方です。そしてこのヒーローが町に戻ったとき、町の人々は歓迎会を開き、彼に同情して片方の足だけで踊り、もう片方の足を引きずったりしたことから発祥したとも考えられています。
この他にも様々な憶測がありますが、実際のところどう発祥したのかは正確にはわかっていません。
踊り方はまるで「行進」!
メレンゲはペアダンスで、お互いの手を取りながら、半円を描くようにリズムに合わせて踊ります。リーダー(大抵の場合は男性)の左手は目の位置と直線になるように相手の手を持ちます。
また、メレンゲはとても簡単なステップで構成されています。メレンゲは2/4拍子で、1、2、1、2となるように踊ります。
さらに、踊るときは膝を少し曲げ、足をあまり上げずに踊ります。音楽のテンポは速いですが、上半身はさほど動かず、ターンもゆっくり行われます。
メレンゲは他のカリブ海のダンス同様に、踊る時に腰を強調することが上手く踊る秘訣だといえます。メレンゲが作られた当時はヒップの動きはあまりなかったそうですが、、、。
速いテンポなのに、ターンがゆっくりだということも確認できますね!
メレンゲはボールルームダンスの大会でも踊られる
メレンゲはボールルームダンスの大会などでも、他のアフロカリビアン(Afro-Carribean)のダンス、例えばキューバ式やプエルトリコ式のサルサなどと一緒に踊られます。
メレンゲには主に3種類のスタイルがある
メレンゲもバチャータ(Bachata)やクンビア(Cumbia)などと同様に様々な種類があります。
メレンゲの種類は主に3種類とされており、それらは、メレンゲ・ティピコ(Merengue Tipico)、ペリコ・リピアオ(Perico ripiao)とパンビチェ(Pambiche)です。
まとめ
メレンゲとはお菓子やケーキに使われるものではなく、ラテンダンスそしてラテン音楽の一種だということをご理解いただけたと思います。
メレンゲは楽しい音楽だけではなく、踊りも極めて簡単なので、是非踊ってみて下さいね!
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