怪しげなメキシコ音楽「ナルココリード」の曲を5曲紹介してみた!

Corrido コリード(Corrido)

こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。

今回はメキシコで注目を集めている衝撃的な音楽ジャンル「ナルココリード(Narcocorrido)」の曲を5曲紹介していきます。

通常、このブログでは、おすすめ曲を紹介することが多いのですが、ナルココリードは内容が内容なので、ただの曲紹介です。

 

個人的には、ナルココリードの曲よりも、普通のコリードの曲をおすすめします。

 

ナルココリードとは?一言で説明!

ナルココリードのおすすめ曲について紹介する前に、ナルココリードについて一言で紹介しますね。

 

ナルココリード(Narcocorrido)とは主に麻薬組織や犯罪などについて歌われたメキシコの音楽ジャンルです。

 

では、どこからどう考えても怪しげな音楽「ナルココリード」の曲を見ていきましょう。

 

ナルココリードの曲を5曲紹介!

 

エル・ガト・デ・チワワ(El Gato De Chihuahua)

最初に紹介するナルココリードの曲はエル・ガト・デ・チワワ(El Gato De Chihuahua)といい、ロス・ウラカネス・デル・ノルテ(Los Huracanes Del Norte)というグループにより演奏されています。

また、この曲名はスペイン語で「チワワの猫」という意味があります。

 

え?チワワって犬じゃん」と思うかもしれませんが、おそらくこの曲名のチワワは犬を指しているのではなく、メキシコの地名である「チワワ」を指していると思います。

なので「チワワという場所の猫」という曲名です。

 

この曲はオフビートで演奏されている点がユニークですね。

この演奏方法がこのナルココリード音楽を他の曲との差別化を図っていると考えられます。

 

また、この曲は終盤で救急車のようなサイレンがあることから、「ナルココリード」っぽいですよね。

あくまでも、ナルココリードのテーマは麻薬や犯罪ですからね^^;

 

曲のなかでは「彼らの使命は私を捕まえることだった」「手榴弾を置いた」や「私は何年も檻の中にいた」など、なんとも物騒なことが語られています。

この曲は麻薬に関することではなく、犯罪がメインのようですね。

 

ちなみに、ロス・ウラカネス・デル・ノルテはさまざまなノルテーニョ(Norteño)音楽を演奏しているメキシコのグループです。

 

エル・プニョ・デ・ポルボ(El Puño De Polvo)

次に紹介する曲は、エル・プニョ・デ・ポルボ(El Puño De Polvo)といい、ロス・トゥカネス・デ・ティフアナ(Los Tucanes De Tijuana)というグループにより演奏されています。

 

この歌声はどちらかというと優しめの声なため、癒されますよね。

 

ですが、やはりナルココリードの曲の歌詞はあまり優しいものではありません^^;

この曲では「死を恐れる必要がない」と聞こえのいいことも言っていますが、「私たちは死ぬために生まれてきた。そして殺すために」とも言っています。

 

「麻薬組織や犯罪をテーマにしていると言っても、聞こえのいいことだけを歌えばいいのに」と著者は思ってしまいます。

 

ちなみに、このグループもノルテーニョ音楽を中心として演奏しているグループです。

 

ノ・ソロ・デ・トラフィカンテ(No Sólo De Traficante)

この曲はノ・ソロ・デ・トラフィカンテ(No Sólo De Traficante)といい、先ほどと同様のグループによって歌われています。

この曲名はスペイン語で「単なる密売人ではない」や「ただの人身売買ではない」というニュアンスがあり、怪しい匂いプンプンです。

 

この曲の小太鼓の軽快な音は曲全体を通して特徴的ですよね。

ですが、そんな軽快で愉快な音とはほぼ反対の歌詞だということは曲名からも明白ですよね^^;

もはや、もう説明要らずでしょう。

 

セ・デスグラノ・ラ・マソルカ(Se Desgranó La Mazorca)

次に紹介するナルココリードの曲はセ・デスグラノ・ラ・マソルカ(Se Desgranó La Mazorca)で、この曲も先ほどと同様のグループにより演奏されています。

 

 

この曲の歌詞は少し訳すことが難しく、筆者自身よく理解できませんが、ひとつ理解できたことは、この曲も明るい内容の曲ではないということです。

部分的ではありますが、「収監される」「銃弾」そして「コカイン」などの単語が出てくるので、この曲もまさに「ナルココリード」ですね。

 

声が明るく、ワルツのようなゆったりとして曲調であるため、内容とのミスマッチ感も若干ありますが、この明るい声が内容の暗さを少し和らげているかもしれませんね。

 

ディナスティア・デ・ペロネス(Dinastia De Perrones)

最後に紹介するナルココリードの曲はディナスティア・デ・ペロネス(Dinastia De Perrones)といい、ロス・サフィロス・デル・ノルテ(Los Zafiros del Norte)というグループにより演奏されています。

 

 

この曲は落ち着いた歌声が特徴的ですよね。また、ワルツのようなリズムで演奏されており、まさにメキシコ版ワルツのようですが・・・。

 

やはり、歌詞は明るくありません。

「裏切りで殺した」や「私の仲間を殺した」などと語られており、将来的に仇を打ちたい、そして復讐したいなどと言った気持ちが語られています。

 

 

「一曲ぐらい明るいナルココリードの曲はないんかい!」というツッコミをしたくなりますが、どうやらないようですね。

なので、このようなリズムの曲が好きな方は、通常のコリードの曲を聴くことをお勧めします。

 

まとめ

いかがでしたか?

ナルココリードの曲はどれも衝撃的すぎますよね。

正直、この音楽であれば、メキシコのメディアが放送禁止にしているのも十分理解できます。

 

また、普段著者がおすすめする曲やよく聞く曲でも、歌詞の内容と曲の明るさが比例していないもの(例えば、明るいリズムで失恋について語っているなど)もありますが、ナルココリードはそれらと比ではないほど、歌詞と曲の明るさが真反対ですよね。

 

いずれにせよ、ナルココリードの音楽の聴くのであれば、自己責任でお願いします!

 

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