こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
今回はキューバ発祥の音楽とダンスのジャンルである、「マンボ(Mambo)」について紹介していきます。
マンボとは?
マンボ(Mambo)とはキューバ発祥の音楽とダンスのジャンルで、ソン(Son)とダンソン(Danzón)という音楽の要素を組み合わせて、1940年代初頭に生まれたものです。
さらに、一般的にマンボは、アフリカの音楽とジャズ、ラテンアメリカの様々な音楽リズムの特徴を併せ持つと言われています。
これはユニークな組み合わせで、ダンスフロアやミュージックステーションを賑わせます。
また、マンボはキューバの人々の習慣や民俗を反映しているため、キューバの人々にとって文化的にも重要なものです。
マンボの人気はキューバで高まり、その後、アメリカやメキシコなど他の国にも広がっていき、1950年代半ばには世界中で流行するようになりました。
ちなみに、このキューバ音楽は社交ダンス界やサルサ愛好家の間でとても人気があるジャンルでもあります。
マンボの語源
「マンボ」という単語にはいくつかの説がありますが、主にふたつの有力な説がありますので、紹介しますね。
ひとつ目の説はコンゴのバントゥー(bantú)語に由来するという説です。
「マンボ」とはバントゥー語で、「パーティ」「喜び」や「ダンス」などという意味があります。
ふたつ目の説は、「神々との会話」を意味するという説です。
これは、踊りを通じて神々とのコミュニケーションを助ける特定の巫女の名前でもあったそうです。
どちらの説だとしても、発祥国のキューバよりも、アフリカとの関係の方が深そうだね^^;
マンボの3種類のスタイル
次にマンボの種類についてみていきましょう。
マンボは、進化の過程で、3種類のスタイルが確立されました。
それらは以下の通りです。
- シングルマンボ(El Mambo Sencillo)
- ダブルマンボ(El Mambo Doble)
- トリプルマンボ(El Mambo Triple)
トリプルマンボは、現在でもラテンアメリカを中心に非常に人気のあるキューバの音楽&ダンス、チャチャチャの原型となりました。
マンボのリズム
マンボのリズムはシンコペーションです。
つまり、メロディの音の強調は、必ずしも拍の基本構造と一致しません。シンコペーションでは、弱音や半弱音を強調したり、休符を入れたりすることが可能となります。
マンボのダンス
マンボのダンスは、やや複雑で力強い振り付けが特徴で、ペアで踊られます。
この際、パートナーとの連携やシンクロが重要で、特にスピードが要求されます。
さらに、このダンスは前後に動く一連の動きとサイドステップ、非常に独特な腰の動きが特徴的です。
基本的には4/4拍子のステップダンスで、速い動きと遅い動きの前進と後退があります。
また、マンボの小節には静寂の時間(4拍目)があり、そこでダンサーはポーズを取らなければなりません。
ちなみに、マンボはダンスホールやステージ、ダンスフロアで踊ることができます。
マンボで使われる楽器
マンボでよく使われる楽器は、トランペット、トロンボーン、コンガ、ボンゴ、サックス、ティンパニ、ギロ、マラカス、ピアノ、コントラバス、ベースなどが挙げられます。
マンボを踊る際の衣装
最後にマンボの衣装についてみていきましょう。
実は、マンボを踊るための専用のドレスコードはありませんし、あらかじめ決められたルールもありません。
しかし、主に競技ダンスフロアでは、男性は通常、長ズボンを履き、フォーマルなシャツを着て、明るい色のウエストコートを着用し、最後にパテントレザーの靴を履きます。
女性の場合、美しいロングトレーンのあるスカートや短い派手なドレスを着ることが多いようです。また、女性の衣装は、非常に鮮やかな色を使っており、通常はカップルの色と対照的です。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事ではキューバ発祥の音楽&ダンスである、マンボについて解説させていただきました。
マンボはチャチャチャの原型ともなっているキューバ音楽であり、ラテン音楽&ラテンダンスのジャンルのなかでも、極めて重要な音楽のひとつだといえますね!
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