こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
今回はラテンダンスジャンルである、サルサ(Salsa)とメレンゲ(Merengue)の違いを比較していきたいと思います。
発祥地は両方カリブ海!
サルサもメレンゲもカリブ海のリズムです。メレンゲはドミニカ共和国発祥ですが、サルサはどこから発祥したダンスなのかということ正確には分かっていません。多くの人はキューバ、もしくはプエルトリコだと信じています。
いずれにせよ、どちらもカリブ海の音楽だといえます。カリブ海の国々は中南米としても言い換えることができるので、ラテン音楽・ダンスだといえますね。
ちなみに、メレンゲはドミニカ共和国の国民舞踊です。 メレンゲは19世紀に田舎に定着しましたが、今ではその人気はどの社会階級にも広がっています。
踊り方は全然違う!?それぞれを解説
サルサとメレンゲの踊り方は非常に異なります。そしてサルサとメレンゲの1番の違いは踊り方ともいえます。 基本的にはサルサの方がメレンゲより色っぽいダンスだといえるでしょう。
以下で詳しくみていきましょう。
サルサは体の動きを大切にしながら踊る
サルサはカップルダンスですが、一人で踊ることもできます。 その際に男性と女性の両方が体の動きを大切にしながら踊ります。また、このダンスはプエルトリコ人、キューバ人、その他のヒスパニック系アメリカ人によって生み出されました。
サルサのステップはクイック・クイック・スローの3ステップで構成されている
全部で3つのステップで構成されています。これらはクイック・クイック・スローとなります。足はビート1、2、3で動き、ビート4で一時停止し、ビート5、6、7で再び足を踏み、ビート8で一時停止します。
(前)(後)(後)(待ち)(後)(前)(前)(待ち)
というような感じです。
メレンゲは行進のように踊るのが特徴的!
サルサと違い、メレンゲは「行進」のように、「1、2、1、2」とビートを維持します。
(左)(右)(左)(右)
を繰り返すだけなので、踊ることは容易だと言えます。また、メレンゲは腰の動きが多く、より直線的です。
本当にそれだけで踊れるの?と思われるかも知れませんが、踊れます!もちろん、基礎が踊れるようになったらターンを加えてみたりより複雑な動きに挑戦してみてもいいですね。
サルサのリズムの速さはメレンゲの約3倍!?
サルサはメレンゲより早いリズムに合わせて踊ります。 プロサルサダンサーが踊るサルサのテンポは一般的に1分あたり150〜250ビートです。一方でメレンゲのテンポは、毎分58〜64ビートです。
また、サルサ音楽は4/4拍子で、「クラーベ」リズムとして知られるシンコペーションのリズムのため、メレンゲよりも複雑に聞こえます。
メレンゲの音楽は2/4拍子で、マーチング感があります。 最近のメレンゲはR&B、ヒップホップ、その他のポップミュージックの影響を受けています。
サルサにもメレンゲにもたくさんの楽器が使われている
サルサで使われている楽器は全14種類
サルサは基本的にこれらの14種類の楽器が使われていることが多いです。(ちなみに、ボーカルも楽器として数えています。)
- ボーカル
- ピアノ
- ギターもしくはトレス*
- トランペット
- トロンボーン
- サックス
- コントラバス
- コンガ
- ボンゴ
- ティンバレス
- マラカス
- ギロ
- カウベル
- クラベス
メレンゲで使われている楽器は全8種類
メレンゲは基本的にこれらの8種類の楽器が使われていることが多いです。
- アコーディオン
- ギィラ(ドミニカ共和国発祥の鉄製のギロのような楽器)
- タンボラ・ドミニカーナ(ドミニカ共和国発祥の太鼓)
- ベース
- ピアノ
- ギター
- サクソフォン
- トランペット
サルサにもメレンゲにもそれぞれ種類・スタイルがある
サルサにもメレンゲにも種類があります。YouTubeなどの動画でも、「えっ、これもサルサなの?イメージと違うな」と思った方もいると思いますが、それもそのはず、サルサには様々なスタイルがあります。
サルサの種類は7種類!
サルサには7種類のスタイルがあります。それらは以下の通りです。
- LAスタイルサルサ(Salsa en línea o estilo de Los Ángeles)
- NYスタイルサルサ(La salsa estilo Nueva York)
- サルサ・クバナ / サルサ・カジノ(Salsa Cubana / Salsa Casino)
- サルサ・ルエダ・クバナ(La salsa en rueda cubana)
- サルサ・コロンビアーナ / サルサ・カレーニャ(Salsa Colombiana / Salsa Caleña)
- サルサ・プエルトリケーニャ(La salsa puertorriqueña)
- サルサ・ベネゾラーナ(La salsa venezolana)
メレンゲにはあまり種類がないものの、この3つは有名
多様な種類があるサルサに比べて、メレンゲはあまり種類がありません。もしかしたら、知られていないだけなのかも知れませんが、、、。
メレンゲといえばこの3つは代表的なスタイルだといえます。
- メレンゲ・ティピコ(Merengue típico)/ ペリコ・リピアオ(Perico ripiao)
- パンビチェ(Pambiche)
- ギンチャオ(Guinchao)
まとめ
サルサとメレンゲの違いはわかりましでしょうか?
個人的には踊りを始めるのであれば、メレンゲをオススメします。その理由としてあげられるのは習得が容易だからです。踊りを始めなくとも、メレンゲはとても楽しく明るい曲が多いので、ぜひ聞いてほしいです^^
サルサは学ぶことがメレンゲより難しいですが、その分挑戦しがいがあります。またサルサは世界中で人気のあるダンスであり、どの国や都市に行っても踊る機会があります。
この記事以外にもサルサと他の音楽ジャンルを比較しているものがありますので、よかったらそちらも読んでみてくださいね!
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