こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
メレンゲ(Merengue)はドミニカ共和国発祥の音楽ジャンル、兼ダンスジャンルです。
速いテンポが特徴的でとても楽しい上に、踊りも簡単なので初心者向けだと言えますね!
この記事では、そんな魅力的なメレンゲの種類について紹介したいと思います!!
メレンゲには主に3種類ある
メレンゲにはいくつかのスタイルがあり、それぞれに違った特徴があります。
メレンゲのスタイルといえば、
- メレンゲ・ティピコ(Merengue típico)/ ペリコ・リピアオ(Perico ripiao)
- マンボ(Mambo)
- メレンゲ アリババ(Merengue Alibaba)
- パンビチェ(Pambiche)
- ギンチャオ(Guinchao)
などがあります。
そのなかでも最近では3種類のメレンゲがドミニカ共和国で演奏されています。
それは、Merengue típico(メレンゲ ティピコ)・Perico ripiao(ペリコ リピアオ)、Pambiche(パンビチェ)と Guinchao(ギンチャオ)です。
なので、今回の記事ではこれらのスタイルについて解説していきます。
メレンゲのスタイルは異なるテンポで演奏され、それぞれ異なる人々(性別、年齢層や社会的階級など)のために作られています。
メレンゲ・ティピコ(Merengue típico)/ ペリコ・リピアオ(Perico ripiao)
一つ目はペリコ・リピアオ(Perico ripiao)で、ドミニカ共和国ではメレンゲ・ティピコ(Merengue típico)と呼ばれています。
メレンゲ・ティピコは一番古いメレンゲのスタイルで、一番伝統的なメレンゲだといえます。また、タティコ・エンリケ(Tatico Henríquez)という人がメレンゲ・ティピコの生みの親だと考えられています。
メレンゲ・ティピコの楽器は時代に合わせて置き換わっていった!
最初はメレンゲ・ティピコは Tres(トレス)や Cuatro(クアトロ)という楽器をを使っていましたが、19世紀にドイツ人が来て、これらの伝統的な楽器とタバコの取引をしてしまったため、これらの楽器はアコーディオンに置き換わりました。
さらに、1990年代には5人でグループを作り演奏する人がとても多かったそうです。それぞれ、アコーディオン、サクソフォン、ベースギター、ギラ(鉄製のギロのようなもの)、とタンボラ(太鼓のようなもの)を担当していたようです。最近のものは、コンガ、キーボードやティンバレスを使って演奏されているものもあります。
メレンゲ・ティピコは2種類のパートで構成されている!
メレンゲ・ティピコは一般的に2つのパートで構成されています。
具体的にどのようなパートがあるのか見ていきましょう!
1つ目のパートは曲の雰囲気の紹介
一つ目のパートはリズミカルで曲の雰囲気やメロディーを紹介します。ここでは詩が歌われることが多いです。
2つ目のパートでは複雑なリズムが演奏される
二つ目のパートでは即興力が求められ、より複雑なリズムが演奏されます。メレンゲ・ティピコのリズムはメレンゲ・デレチョ(Merengue Derecho)も含み、これは速いテンポの2/4拍子のメレンゲで私たちがよく耳にするものだといえます。
これがよく聞く、行進リズム(1、2、1、2)のメレンゲなんだね!
パンビチェ(Pambiche)
パンビチェはドミニカ共和国の音楽のジャンル、兼ダンスでメレンゲ・ティピコから作られたものだといえます。これは一般的なメレンゲに比べてスピードがゆっくりで、シンキージョ(Cinquillo)というドラムがメインリズムとなっています。
このスタイルは元々、メレンゲ・エスティロ・ヤンキ(Merengue Estilo Yanqui)と呼ばれており、これはアメリカ系のメレンゲ演奏者がメレンゲ・ティピコに似ているけど、少し違うリズムを演奏したのかきっかけだとも言われています。
その上、このメレンゲ・エスティロ・ヤンキはラテンアメリカのダンスの中でも踊るのが極めて難しいとされています。
ギンチャオ(GuinChao)
3つ目のリズムはギンチャオと呼ばれています。
これは最初の二つのリズム、メレンゲ ティピコとパンビチェを合わせたものだといえます。
シンプルな説明になってしまいましたが、本当に「メレンゲ・ティピコとパンビチェが合わさった」という表現が一番的確だと思います。
まとめ
今回の記事では有名なメレンゲスタイルを3種類紹介しましたが、メレンゲには他にもたくさんの種類があります。メレンゲの種類はとても奥深く、調べれば調べるほど楽しく、知りたくなるものだといえます^^
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