バチャータもボレロの仲間!?ボレロのサブスタイルについて説明してみた

Bolero ボレロ(Bolero)
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こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。

今回はボレロ(Bolero)のサブスタイルについて紹介していきます。

 

ボレロって何?簡単に紹介!

まずはじめに、ボレロは何かということについて簡単に紹介しますね!

 

ボレロ(Bolero)キューバ発祥ロマンティックで軽快な音楽ジャンルです。

この音楽は今ではキューバのみならず、他のスペイン語圏の国々でもとても人気となっています。

 

今回の記事ではこの音楽から影響を受けた音楽ジャンルや、この音楽と他のラテン音楽が混ざって出来たスタイルなどを紹介します。どれもとても興味深いですよ!

 

ボレロにはどんな種類がある?

ボレロにはこれらのサブスタイルがあります。

  • ボレロ・ランチェロ(Bolero ranchero)
  • ボレロ・ソン(Bolero son)
  • ボレロ・モルノ(Bolero moruno)
  • バチャータ(Bachata)
  • ボレロ・リズミコ(Bolero ritmico)
  • ボレロ・チャチャチャ(Bolero cha-cha-cha)
  • ボレロ・マンボ(Bolero mambo)

 

それぞれどのようなスタイルの音楽なのかみていきましょう!



ボレロ・ランチェロ(Bolero ranchero)

最初に紹介するボレロのサブスタイルはボレロ・ランチェロ(Bolero ranchero)です。

 

このサブスタイルは、キューバのボレロメキシコのランチェラ(Ranchera)の融合として生まれたメキシコの音楽ジャンルです。

 

ボレロ・ランチェロは20世紀半ばに誕生し、現在でも世界中で最も人気のあるメキシコ音楽のひとつです。ちなみにこの音楽は、1960年代に全盛期を迎えました。

 

そしてこの音楽ジャンルは、メキシコ人歌手兼作曲家ルベン・フエンテス(Rubén Fuentes)が作ったとされています。

 

ボレロ・ソン(Bolero son)

次に紹介するサブジャンルはボレロ・ソン(Bolero son)です。

これは、1920年代後半にボレロキューバのソン(Son)という音楽が混ざって生まれたサブスタイルで、1930年代には大流行しました。

 

このスタイルは後に、ソン・モントゥーノ(son montuno)ワラチャ(guaracha)など他のラテン音楽ジャンルに影響を与えたと考えられています。

 

ちなみにボレロ・ソンは、トリオ・マタモロス(Trío Matamoros)というキューバのグループによって生み出されました。

 

また、ボレロの基本リズムは2/4拍子ですが、ボレロ・ソンでは、ソンの音楽のリズムパターンを基本として、4/4拍子のクラーベが使われるのが特徴的です。

 

バチャータ(Bachata)

ボレロのサブスタイルのひとつとしてバチャータ(Bachata)があります。

 

これについては「え!?バチャータってあのラテン音楽としてとても有名なバチャータ?」と思う方もいるかも知れませんね。

 

 

そうなんです。今、世界でとても有名なドミニカ共和国発祥の音楽「バチャータ」は実はボレロのサブスタイルなんです。

 

バチャータはリズミカルなボレロの派生型とされており、ソンメレンゲ(Merengue)など他のラテン音楽からの影響も見られています。

 

起源としては、1930年代から1950年代にボレロが音楽表現として、ドミニカ人の好みに浸透していったのがきっかけだと言えます。

 

ボレロ・モルノ(Bolero moruno)

ボレロ・モルノ(Bolero moruno)は2拍子で構成されている、ボレロのサブスタイルです。

これは19世紀末に登場し、ヒスパニックとアフロ・キューバの音楽要素の融合だと言えます。



その他のサブスタイル

このほかにも、ボレロ・リズミコ(Bolero ritmico)ボレロ・チャチャチャ(Bolero cha-cha-cha)ボレロ・マンボ(Bolero mambo)などといったサブスタイルもありますが、残念ながらこれらについてはあまり情報がありませんでした。

ですが、ボレロ・チャチャチャはボレロチャチャチャ(Cha Cha Cha)の融合、ボレロ・マンボはマンボ(Mambo)の融合だと容易に想像できますね!

 

まとめ

ボレロには色々なサブスタイルがあることがわかりますね。

ボレロはラテン音楽の基礎とも言われている音楽なので、この音楽からさまざまなジャンルが誕生したと考えられますし、この音楽がいろんな音楽ジャンルに影響を与えたとも考えられますね。

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