こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
今回の記事では私の大好きなボリビアの音楽のグループ、チラ・ハトゥンについてとおすすめ曲を紹介したいと思います。
- チラ・ハトゥン(Chila Jatun)について
- おすすめ曲を10曲紹介!
- ジョララス(Llorarás)
- ソル・デ・ロス・アンデス(Sol De Los Andes)
- ムヘール・デル・カンポ(Mujer Del Campo)
- メ・カンセ・デ・アマルテ(Me Cansé De Amarte)
- フスティシア・パラ・ビビール(Justicia Para Vivir)
- ボキータ・デ・ミエル(Boquita De Miel)
- ニャウパック・ワルミシータ(Nawpaq Warmisita)
- ラ・レタル(La Letal)
- チャランギート・ボリビアーノ(Charanguito Boliviano)
- テ・ブルラステ・デ・ミ(Te Burlaste de Mi)
- まとめ
チラ・ハトゥン(Chila Jatun)について
はじめに、チラ・ハトゥンについて説明しますね。
チラ・ハトゥン(Chila Jatun)はボリビアのフォルクローレのグループで、サライ(Salay)、サヤ・カポラル(Saya Caporal)やティンク(Tinku)などといったボリビアの伝統な音楽を演奏しています。
また、このグループはロス・カルカス(Los Kjarkas)という1971年に出来た音楽グループの子孫たちをはじめとするメンバーで構成されています。
ちなみにこのロス・カルカスもボリビアのコチャバンバ(Cochabamba)を起源とする、ボリビアのフォルクローレを演奏している音楽グループです。
彼らの先住民族の言語ではChilaは小さい、Jatunは大きいという意味があるため、このグループ名の由来は「小さいものから大きいものへ」だそうです。
チラ・ハトゥンのメンバー
チラ・ハトゥンのメンバーは主にこの7人です。
- Jonathan Hermosa Andresen – 歌、ロンロコ(Ronroco)
- Gonzalo Hermosa Camacho – 管楽器
- Ulises Hermosa Fernández – セカンドギター
- Luis Medrano Hermosa – チャランゴ(Charango)
- Huáscar Hermosa Castro – リードギター
- Mario Orellana Olivares – 管楽器
- Branly Yáñez Enríquez – アコースティックドラム
*ロンロコはボリビア発祥のギターのような楽器
*チャランゴは発祥地はしっかりわかっていないみたいだけど、ボリビア発祥と言われている小さいギターみたいな楽器
なんだって!!
チラ・ハトゥンの説明が思ったより長くなってしまいましたが、ここからは、おすすめ曲を紹介していきたいと思います!
おすすめ曲を10曲紹介!
ジョララス(Llorarás)
曲名:ジョララス(Llorarás)
リズム:サヤ・カポラル・ボリビア(Saya Caporal Bolivia)
歌詞の内容/曲のテーマ:
「もうあなたのことは見たくない。戻ってこないで」という別れを告げている曲です。また、「あなたは変わると言ったけど、もう僕たちは終わりだってわかっているでしょ?」とも言っています。
オススメポイント:
サヤ・カポラルの明るい音楽は悲しい歌詞とは裏腹にとても楽しませてくれます。また、相手を振っているという歌詞は悲しいながらも、どこかスッキリした雰囲気があるのがおすすめです。
ソル・デ・ロス・アンデス(Sol De Los Andes)
曲名:ソル・デ・ロス・アンデス(Sol De Los Andes)
リズム:不明
歌詞の内容/曲のテーマ:
この曲はパチャママ(Pachamama)という、アンデスの先住民によって崇拝されている女神をはじめとする、アンデスの自然に向けて歌われた歌だといえます。また、故郷に対する強い想いも伝わってくる曲です。
オススメポイント:
この曲は歌手の歌声がよくわかる一曲です。個人的にはこの人の歌声がとても好きで、癒やされるので必聴です!また、曲の終盤では少しテンポも上がりノリノリになるのも特徴的です。
ムヘール・デル・カンポ(Mujer Del Campo)
曲名:ムヘール・デル・カンポ(Mujer Del Campo)
リズム:ティンク(Tinku)
歌詞の内容/曲のテーマ:
ムヘール・デル・カンポは「あなたがいなければ死んでしまう。あなたの横に居れると幸せ」と歌っています。なので、この曲はまさにラブソングだといえますね。
オススメポイント:
オススメポイントは力強い声なのに、どこか包み込むような歌声です。また、歌詞のリピートも多いため、スペイン語練習にももってこいだと思います。
メ・カンセ・デ・アマルテ(Me Cansé De Amarte)
曲名:メ・カンセ・デ・アマルテ(Me Cansé De Amarte)
リズム:不明(間奏の部分は「ティンク」っぽいのですが、曲全体を通してティンクか分からないので、不明としました)
歌詞の内容/曲のテーマ:
メ・カンセ・デ・アマルテは失恋をテーマにしています。そして、「飲み物をちょうだい、酔ってすべて忘れたいから」というような意味がある歌詞です。
オススメポイント:
この曲のオススメポイントは前半部分のチャランゴ(Charango)の音と歌い方です。チャランゴは先ほど紹介した通り、小さいギターのような楽器です。また、曲がティンクのような楽器がメインの先住民族の音楽のようになったり、モダンな雰囲気になったりと、1曲で2種類以上の音楽の雰囲気を味わえます。
フスティシア・パラ・ビビール(Justicia Para Vivir)
曲名:フスティシア・パラ・ビビール(Justicia Para Vivir)
リズム:ワイニョ・プーナ(Huayño Phuna)
歌詞の内容/曲のテーマ:
フスティシア・パラ・ビビールは「生きる正義」について問っている曲です。「わたしたちを騙さないで」や「圧倒するか、死ぬか」など使われている単語やフレーズはまさに心の底からの願いや考えだといえますね。
オススメポイント:
やはり、社会問題について歌っているという点が1番のおすすめポイントです。というのも、どこの国にも社会的に困っている人や社会に疑問を持っている人はおり、その人たちを代表して曲にしていると捉えることもできます。
ボキータ・デ・ミエル(Boquita De Miel)
曲名:ボキータ・デ・ミエル(Boquita De Miel)
リズム:ワイニョ・プーナ(Huayño Phuna)
歌詞の内容/曲のテーマ:
ボキータ・デ・ミエルも先ほど紹介した、ムヘール・デル・カンポと同様にラブソングです。「あなたは私に暖かさを与える太陽のような存在」などとラテン音楽特有の少しオーバーな愛情表現もあります。
オススメポイント:
すごく優しい声なのに、ところどころ出てくる低音がギャップがあるところがオススメポイントだといえます。また、リズムも歌詞の雰囲気もどちらもポジティブな感じが良さを倍増させている気がします。
ニャウパック・ワルミシータ(Nawpaq Warmisita)
曲名:ニャウパック・ワルミシータ(Nawpaq Warmisita)
リズム:ティンク(Tinku)
歌詞の内容/曲のテーマ:
「あなたは私の心を踏みつけた」というニュアンスがある曲で、失恋がテーマだと思われます。歌詞のリピートが多いため、あまり歌詞の詳細が分かりませんが、、、。
オススメポイント:
この曲はチラ・ハトゥンの曲のなかでもたくさん聞かれている代表曲だといえます。もちろん、チラ・ハトゥンだけではなく、ティンクという音楽ジャンルのなかでもトップに躍り出るほど有名だといえます。
また、この曲名は彼らの先住民族の言語(おそらくケチュア語だと思われます)でつけられているので、どんな意味があるのかということはしっかり分かりませんが、ボリビアの伝統的な音楽でもあります。
ラ・レタル(La Letal)
曲名:ラ・レタル(La Letal)
リズム:不明
歌詞の内容/曲のテーマ:
簡単にいうと「カーニバルに行って楽しもう!」というようなニュアンスがあります。バスドラムの音と一緒に心を込めて踊るなどというニュアンスもあります。
オススメポイント:
ラ・レタルは低音が多いため、少し暗い音楽に聞こえますが、実は明るい歌詞だというところが面白いですね!
なんで、ラテン音楽は明るいリズムで暗い歌詞(失恋など)で、暗いリズムや低音が多い音楽が明るい歌詞なんだろう??
チャランギート・ボリビアーノ(Charanguito Boliviano)
曲名:チャランギート・ボリビアーノ(Charanguito Boliviano)
リズム:不明
歌詞の内容/曲のテーマ:
歌詞がないので、テーマがわかりません、、、。
オススメポイント:
この曲はチラ・ハトゥンの中でも珍しく、歌詞がない曲です。曲名から察すると、チャランゴを強調した曲だといえますね。また、曲全体を通してボリビアの音楽の雰囲気がわかるため、オススメです。
テ・ブルラステ・デ・ミ(Te Burlaste de Mi)
曲名:テ・ブルラステ・デ・ミ(Te Burlaste de Mi)
リズム:サライ(Salay)
歌詞の内容/曲のテーマ:
この曲は「なぜ僕を置いていくの?なんで僕のことを馬鹿にするの?」といった内容になります。なのでざっくりいうと「失恋」をテーマにした曲です。
オススメポイント:
ボリビアのなかでも代表的な音楽ジャンル、サライの曲ですので、ボリビアの音楽に触れるにはもってこいな1曲です。
まとめ
チラ・ハトゥンは本当に色々なボリビアの音楽ジャンルを演奏しています。それぞれのジャンルによって違った特徴があったり音楽の雰囲気が違ったりするのが分かりますね!
また、明るい音楽で癒されることも間違いなしだと思います。
個人的には大好きな音楽グループの一つですので、みなさまにも気に入っていただけたらすごく嬉しいです^^
他にも、おすすめな音楽グループ(子供達の音楽グループ)がありますので、興味のある方はこちらの記事もどうぞ。
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