こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
今回はサルサ(Salsa)とも関係のあるキューバの音楽、ワラチャ(Guaracha)について紹介していきます!
ワラチャの発祥地と起源
ワラチャはキューバ発祥の音楽と踊りのジャンルであり、速いテンポとコミカルな歌詞が特徴です。19世紀初頭に音楽的要素として、民衆の口ずさむ歌として、あるいはキューバ演劇の一部として登場しました。
これは、キューバ音楽の中でも注目すべき歌と踊りのジャンルで、ヒスパニックとアフリカの民衆の音楽表現として生まれました。
また、ワラチャの起源はスペインの「ブフォ劇場(Teatro Bufo)」にあります。ブフォ劇場とは「社会的なイメージで虐待を告発する大衆演劇」にて踊る足踏みダンスでした。
ワラチャはブフォ劇場の一部でもあり、その詩は非常にユーモラスでした。
その後、ワラチャが独立し、ダンスホールに進出しても、常に冗談を言って笑わせるという目的は維持されました。20世紀初頭には、他のジャンルと共に演奏され、歌われるようになりました。
さらに、「ワラチャ」の語源や意味を見直すと、「リズムと速い動きのキューバ舞踊」であることがわかります。
最近、ワラチャはパーティー音楽、またポピュラーなコンサート音楽としても扱われます。現在のポピュラーなリズムの中には、サルサ(Salsa)やルンバ(Rumba)など、ワラチャの特徴を受け継いだものがあります。
ワラチャと関係のある音楽
グアラチャは音楽的には、ボレロ(Bolero)、ルンバ(Rumba)、クラーベ(Clave)などのキューバ特有のリズムを組み合わせたり、取り入れたりすることが多いです。
グアラチャの種類
キューバ音楽の他のジャンルと同様、ワラチャは他のリズムと融合して様々なワラチャスタイルが生まれました。
例えば、ワラチャ・マンボ(guaracha-mambo)、ワラチャ・プレゴン(guaracha-pregón)、ワラチャ・サンバ(guaracha-samba)などと言ったスタイルです。
曲と歌の特徴
ワラチャは18世紀末に登場したユーモラスな歌の一種です。また、ワラチャのリズムは90年代から2000年代初頭のエレクトロニック・ミュージックに非常に似ているので、誰にでもなじみのあるビート感を持っています。
ワラチャはこれまでのエレクトロニック・ミュージックと比べると、非常に明るく騒々しい音楽だといえるでしょう。
ワラチャの歌詞はスタイルとして、速いリズムと冗談を交えたものが多く、常に政治的、社会的な出来事やその時々の反響を呼ぶ状況や出来事などを描写しています。
ワラチャはギターベースの音楽!
ワラチャの楽器編成としては、ギロ(Guiro)がリズムを担い、ギター、トレス(Tres)やクアトロ(Cuatro)が伴奏を担当します。現在では、マラカス、カウベル、トランペットなど、他の楽器も使われるようになりました。
ワラチャとセリア・クルスの関係性
セリア・クルス(Celia Cruz)は、サルサの女王と呼ばれていますが、キューバのワラチャ歌手の代表格としても知られるようになりました。 セリア・クルスは、ワラチャの伝統を現代サルサに取り入れ、解釈することによって復活させたといえます。
そのため、「ワラチャ」の最大の個性はセリア・クルス(Celia Cruz)であるといえます。
セリアはサルサでもワラチャでも大活躍な人物なんだね!
まとめ
結論として、ワラチャはユーモラスな歌詞が特徴的な音楽ジャンルだといえます。そしてサルサやルンバなどといったキューバの音楽にも影響を与えたり与えられたりしている音楽でもあるといえますね!
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