こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
今回はキューバ発祥の音楽である、ボレロ(Bolero)のスタイルについて紹介します。
ボレロについて
ボレロのスタイルについて紹介する前に、ボレロについて簡単に紹介しますね!
ボレロ(Bolero)はキューバ発祥のロマンティックで軽快な音楽ジャンルです。
この音楽は今ではキューバのみならず、他のスペイン語圏の国々でもとても人気となっています。
ファンダンゴ(Fandango)
最初に紹介するボレロのスタイルはファンダンゴ(Fandango)といいます。
ファンダンゴ(Fandango)はボレロ音楽の種類のひとつであり、フォークダンスでもあります。これはフラメンコとミックスされできた音楽です。
ファンダンゴは18世紀初頭、スペイン南部のアンダルシア(Andalucía)で求愛の踊りとして生まれました。
もともとファンダンゴは、お互いの体や手に触れずに、2人で向かい合いながら踊るものでした。
クバノ(Cubano)
次に紹介するスタイルはクバノ(Cubano)といい、これはキューバのボレロのことを指します。
これはスペインのボレロから派生したものです。
キューバのボレロは、スペインのボレロとは異なり、キューバ人によって音楽とリズムが3/4拍子から2/4拍子へ、そして4/4拍子に変更され、ルンバ(Rumba)に近いスタイルで踊られるようになりました。
アメリカーノ(Americano)
アメリカーノ(Americano)はアメリカのボレロのことを指します。
このスタイルのボレロはモーリス・ラベル(Maurice Ravel)という作曲家の影響で、アメリカで普及しました。
現代のアメリカのボレロは、スローテンポで感傷的な歌詞のバラードスタイルです。また、通常このボレロの歌詞では、スペイン語が使用されています。
実際にアメリカスタイルのボレロを聞いてみると、「本当にラテン音楽か?」と思ってしまうほど、静かです。ノリノリな音楽というよりは、すごく落ち着く音楽です。
サロン(Salón)
最後に紹介するボレロのスタイルはサロン(Salón)といい、このスタイルは1930年代に発祥したとされています。
サロンはューバのボレロをアレンジしたもので、ラテンダンスの世界ではとてもポピュラーな音楽の種類です。
これは一般的に「ルンバ(Rumba)」として知られていますが、これは誤記だといえます。
「サロン」が正しい名称です。
まとめ
ボレロはそれぞれの国で少しずつ異なるスタイルがあるといえます。
筆者の個人的な意見では、キューバのボレロが一番おすすめです。その理由としては、「一番ラテンっぽい」からです。
言い換えると、他のスタイルは割と静かな曲が多いですが、筆者は静かな曲よりもより賑やかな曲が好きなので、その観点で考えると、キューバのボレロが一番賑やかだということです^^
コメント
エクアドルのボレロのTres Motivosという曲です。
歌っているのはエクアドルの女性トリオ、Mis Tres Vocesです。
https://www.youtube.com/watch?v=WMBxAtzwHV0
そうなんですね!
聴いたことがなかった曲なので、知りませんでした。