こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
このブログでは、ラテン音楽とラテンダンスについて紹介しています。
「ドン・オマール」ってどんな人物?
「レゲトンの王様」はドン・オマール?それともダディー・ヤンキー?
レゲトンの有名アーティストに興味がある!
今回は、ラテン音楽のなかでも極めて有名なアーティスト、ドン・オマール(Don Omar)について紹介します。
この記事を読むことで、ドン・オマールとはどんな人物なのかを詳しく理解することができます。
ドン・オマールの紹介!
ドン・オマールはプエルトリコのミュージシャンで、ラテンポップやレゲトンなどを歌うとても有名な歌手で、実力があるとされている人物です。
彼のステージ名はドン・オマール(Don Omar)ですが、本名はウィリアム・オマール・ランドロン・リベラ (William Omar Landrón Rivera)といいます。
ドン・オマールは幼い頃から音楽に興味があった!
ドン・オマールの生い立ちについてみていきましょう。
彼はプエルトリコの貧困地域であるヴィラ・パルメラス(Villa Palmeras)で育ちました。
そして、12歳のときに初めて歌や詩を作り始め、レゲトン(Reggaetón)にも強く惹かれるようになりました。
その後、彼は4年間教会で牧師を務めましたが、感傷的な失恋をきっかけに退職しました。
ドン・オマールの曲である、アウン・ケ・テ・フイステ(Aunque te fuiste)(スペイン語で「あなたが去ったにもかかわらず」というニュアンス)では、この失恋エピソードについて歌っています。
2002年にレゲトンの世界へ!
その後、2002年、エクトル・エル・ファーザー(Héctor El Father)と呼ばれているプエルトリコ人のラッパーがドン・オマールの演奏を聴き、その才能を見出したことから、ドン・オマールのキャリアは一転しました。
言い換えると、ドン・オマールがレゲトンの世界に足を踏み入れたのは2002年だといえます。
次にこのジャンルに貢献したのは「ダレ・ドン・ダレ(Dale Don Dale)」を収録した作品「ザ・ラスト・ドン(The Last Don)」で、この作品は6万枚以上を売り上げ、ラテン系のビルボードチャートで数週間上位を占めました。
それ以来、レゲトンアーティストとして有名な、ダディー・ヤンキー(Daddy Yankee)やニッキー・ジャム(Nicky Jam)などとともに、このジャンルの代表的な存在であり続けています。
また、彼のキャリアはさらに上昇し、レゲトンだけではなく、サルサ(Salsa)、バチャータ(Bachata)、メレンゲ(Merengue)など他のジャンルも演奏するようになりました。
一度引退を発表したが、再登場!?
2017年、ドン・オマールは、プエルトリコでの一連のコンサートをもって15年のキャリアを終えたステージからの引退を発表しました。
しかし、2021年、「レゲトンの王様」の座を取るべく再登場し、以来、世界中のクラブでその歌詞を響かせながら、新曲を発表しています。
歌詞は一部からはとても非難されている!?
ドン・オマールの歌詞は暴力を奨励し、性行為を誘うとして、一部からはとても非難されています。
しかし、レゲトンの特徴である強く、踊りやすく、官能的なリズムは、彼に販売上の成功と大きな人気をもたらしたといえます。
ちなみに、レゲトンの官能的な踊りはペレオ(Perreo)と言います。
本当の「レゲトンの王様」はドン・オマール? それともダディー・ヤンキー?
ドン・オマールとダディー・ヤンキーはどちらもアーバン・ジャンルの代表格であり、二人とも若くしてレゲトン市場を席巻し始めた人物です。
レゲトンのアーティストのなかでは、ドン・オマールかダディ・ヤンキーのどちらが本当の「レゲトンの王様」なのか、という議論が尽きません。
結局、どちらが「レゲトンの王様」なのでしょうか?
一般的に、「レゲトンの王様」はダディー・ヤンキーだと言われています。
ですが、歌詞や声などを比較し、どちらが「レゲトンの王様」なのかを決めているファンもいるようです。
彼らの関係は決して良くなかった!?
「レゲトンの王様」の座を争っているこの二人の歌手、ドン・オマールとダディー・ヤンキーの関係は決して良くありませんでした。
彼らは、音楽的ライバル関係でもありますが、「永遠のライバル」とも言える関係にあります。
ドン・オマールはダディー・ヤンキーとのライバル関係について「はっきりさせておくよ。私は彼の親友ではないし、彼も私の親友ではないけれど、お互いに尊敬し合っています。その思いが、私たちの背中を押してきたのです。」とコメントしたそうです。
ドン・オマールとダディー・ヤンキーのコラボ曲紹介!
ドン・オマールとダディー・ヤンキーは仲があまり良くなかったとされていますが、コラボ曲が一曲もないわけではありません。
数えれるほどですが、二人がコラボして歌っている曲もあります。
なかでも一番のおすすめは、ア・フエゴ(A fuego)です。
代表曲&おすすめ曲紹介!
ここで、ドン・オマールの二曲の代表曲と、一曲のおすすめ曲を紹介しますね。
ダンサ・クルド(Danza kuduro)
はじめに紹介するドン・オマールの代表曲はダンサ・クルド(Danza kuduro)です。
これは、ドン・オマールの曲のなかで、最も聴かれている曲です。
明るく、踊りたくなってしまうこのリズムは、まさにラテン音楽という感じですよね!
タブー(Taboo)
次に紹介するドン・オマールの代表曲はタブー(Taboo)です。
この曲は先ほどの曲ほどではありませんが、よく聴かれている曲のひとつだといえます。
この曲もとても明るく、楽しいリズムです。
クラブなどでこの音楽がかかっていたら、 自然と体が踊り出してしまうこと間違いなしですよね!
シンセロ(Sincero)
最後に紹介するのは、シンセロ(Sincero)といいます。
これは、私が一番おすすめしたいドン・オマールの曲です。
この曲は静かめですが、レゲトン特有のリズムもあります。
そのため、とてもノリノリなレゲトン以外のレゲトンを聴きたい場合にぴったりな一曲です。
まとめ
ドン・オマールはレゲトンを歌っているプエルトリコ人歌手です。
ですが、レゲトンだけではなく、他にも、サルサ、バチャータ、メレンゲなども歌っているようです。
彼は「レゲトンの王様」なのではないか、と言われるほど実力のある歌手ですが、厳密には、彼は「レゲトンの王様」ではありません。
いずれにせよ、彼の曲はレゲトンを代表するものも多いので、レゲトンの興味のある方はドン・オマールの曲を聴いてみてもいいかも知れませんね。
以上、今回は有名レゲトンアーティスト、ドン・オマールについて紹介しました。
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