こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
今回はアンデスの人々にとって、とても大切なパチャママ(母なる大地)と関係のある音楽ジャンルを紹介していきます。
ちなみに、パチャママとはアンデスの女神で、大地、豊穣、母、女性性に関連する女神とされています。
今回紹介する音楽ジャンルはアンデスの文化とも密接な関係があると言えます。
サンファニート(SanJuanito)
まずはじめに紹介する、パチャママと関連のある音楽はサンファニートです。
サンファニートはアンデス地方で聞かれている、エクアドルのシンボル的な音楽です。
サンファニートのリズムは先住民の信念と先祖の世界観に関連しています。サンファニートの音楽はパチャママ(Pachamama)への感謝の形としてお祝いとしても使われます。
ティンク(Tinku)
次に紹介する音楽ジャンルはティンク(Tinku)です。
ティンクはボリビアの喧嘩祭りであり、音楽であり、踊りです。
この音楽ジャンルもパチャママとの関係性があります。
ティンクは喧嘩祭りですが、ただ単に喧嘩をしていたわけではなく、もともとは戦争のデモストレーションをするために、喧嘩をしていました。
この喧嘩は激しいものなため、血を流す人も出てきます。その男たちの血をパチャママにささげて豊作を願うそうです。
そのため、ティンクの音楽というよりかは、「喧嘩をする」とい宗教的な儀式がパチャママと関連するということになります。
ワイラシュ(Huaylarsh)
最後に紹介する音楽ジャンルはワイラシュ(Huaylarsh)です。
前提として、ワイラシュは農作業を表現している踊りがあります。
この踊りは、種まきと収穫の季節にパチャママ、もしくは母なる大地への感謝の気持ちを表すために生まれたそうです。また、飢饉や食糧問題を解決するために豊作を呼びかけていたとも考えられています。
そのため、踊り自体がパチャママへのものだということになります。
まとめ
いかがでしたか?
パチャママは「アンデスの女神」で、「大地、豊穣、母、女性性に関連する女神」とされており、一見音楽とは全く関係のなさそうな概念ですが、パチャママはアンデスの人々にとってとても大切な概念なため、音楽にまで関連性を持たせたと言えますね。
なかでも、パチャママはアンデスの音楽やそれぞれの国の伝統的な音楽との関連性がとても強いですね!
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