「サルサの女王」の名は伊達じゃない!セリア・クルスについて紹介

Salsa サルサ(Salsa)
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こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。

今回の記事では「サルサの女王」という別名を持つ人物について紹介します。

 

「サルサの女王」の名を持つのはセリア・クルス!

サルサの女王」という別名を持っている人はズバリ、セリア・クルス(Celia Cruz)です。

彼女の本名はウルスラ・イラリア・セリア・カリダッ・クルス(Úrsula Hilaria Celia Caridad Cruz Alfonso)といい、彼女はキューバ系アメリカ人です。

 

セリアの生い立ちと生涯について

1925年生まれのセリアはハバナのサントス・スアレス地区で、14人の大家族の中で育ちました。

高校卒業後、ハバナの師範学校に入学し、文学の教師になることを志していましたが、タンゴ(Tango)の「ノスタルジア(Nostalgia)」をボレロ(Bolero)のテンポで歌って優勝したのをきっかけに、歌の道に進むことを決意しました。

 

ちなみに、彼女はサルサやボレロだけではなく、ソン(Son)ソン・モントゥーノ(Son Montuno)グアグアンコ(Guaguancó)ワラチャ(Guaracha)ルンバ(Rumba)なども歌っていました。

 

1950年にはリードシンガーとして活動

1950年、人気オーケストラ「ラ・ソノラ・マタンセラ(La Sonora Matancera)」のリード・シンガー、ミルタ・シルバ(Myrta Silva)に代わり、セリアはブレイクを果たしました。

セリアはラジオやテレビで定期的に歌い、メキシコで作成された5本の映画にも出演しました。また、ラ・ソノラ・マタンセラとのレコーディングもしていました。

1959年にはセリアはキューバからメキシコ、そしてアメリカへと渡り、最終的にはニュージャージーに移住することになりました。

 



1962年にはトランペット奏者と結婚

1962年に楽団のトランペット奏者ペドロ・ナイト(Pedro Knight)と結婚しました。彼は3年後、グループを脱退してソロ・アーティストとなった彼女の音楽監督兼マネジャーとなりました。

 

彼女の活動は山あり谷ありだった!?

1960年代から70年代初頭にかけては、米国で新しいファンを見つけることに苦労していたため、あまり活動が知れ渡しませんでした。

これは彼女にとって伸び悩んでいた時期だと考えられます。

 

ですがその後、彼女はサルサを歌い、セリアはニューヨークでサルサの中心的人物となりました。また、リリースした「キンバラ(Quimbara)」は彼女の代表曲の一つとなりました。

 

サルサをよく聞く人だったら、この曲は知ってるんじゃないかな??

 

オペラのような声質のセリアは、年齢を感じさせないほど簡単に高音と低音を操り、即興で韻を踏む歌詞のスタイルでサルサに独特の風味を添えることに成功しました。

 

芸能界でも大活躍!

後にセリアは広い範囲にその名を知られるようになりました。

BBCのドキュメンタリー番組『My Name Is Celia Cruz』(1988年)に出演し、映画『The Mambo Kings』(1992年、原作:オスカー・ヒジュエロス)や『The Perez Family』(1995年)にも出演しました。

 

また、シエンプレ・ビビレ(Siempre Viviré)(2000年)などのレコードで、グラミー賞3回、ラテングラミー賞4回など多くの栄誉に輝きました。

そのうえ、それらのグラミー賞はそれぞれ1990年、2003年と2004年にノミネートされています。

ちなみにセリアは2003年に亡くなってしまったということですので、亡くなった後もグラミー賞に入るぐらい影響は大きかったのだと想定できますね!

 

セリアの代表曲を紹介!

一番有名なセリアの代表曲はラ・ビダ・エス・ウン・カーナバル(La Vida Es Un Carnaval)だといえます。

 

セリアは女性なのにも関わらず、力強い声で歌うのが特徴だといえますね。

 

ちなみに、この曲は以下の記事でも紹介していますよ!

 

まとめ

まとめると、セリアは力強い声の持ち主で、その歌声は人々を魅了すること間違いなしです。「サルサの女王」と呼ばれているだけあり、やはり圧倒的な実力も持ち主であるといえます。

また、サルサの曲を知りたいのであれば、セリアの曲を聞いた方がいいとおすすめしたくなるほどです。

 

「サルサの王子」と呼ばれている人もいるので、興味のある方はあわせて読んでみてくださいね!

 

コメント

  1. エリック より:

    Toro Mataも有名ですよね。
    元々、ペルーの黒人音楽の曲ですが・・・
    セリア・クルスが歌うサルサバージョンです。

    https://www.youtube.com/watch?v=On4F-g7NDbo

    • Pon Pon より:

      確かに有名ですよね!
      セリア・クルスの曲はどれも力強い声で歌われているため、聴きやすい曲ばかりですよね。

  2. サルサの女王聴きたい より:

    ローリングスストーン誌が選ぶ歴代最高シンガーで上位ランキングされていたので、興味を持ちました。ご紹介頂いた2曲が収録されたベスト盤CDってあります?探してるけど、見つからないんです

    • Pon Pon より:

      このCDにはこの記事で紹介した3曲のうちの2曲(ラ・ビダ・エス・ウン・カーナバル & キンバラ)が収録されているみたいです。
      以下にAmazonのリンクを貼っておきますね。

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      残念ながら、この記事で紹介したもう一曲(ノスタルジア)は収録されていないみたいですが・・・。

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