こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
今回はグアグアンコ(Guaguancó)というキューバの音楽について紹介していきます。
グアグアンコの発祥地&起源
まずはじめに、グアグアンコの発祥地と起源を見ていきましょう。
グアグアンコ(Guaguancó)は、キューバのハバナで生まれたリズムで、1886年に奴隷制が廃止されると同時に登場しました。ハバナの黒人居住区で踊られ、歌われたのが始まりだとされています。
このリズムはアフリカのものですが、フラメンコ(Flamenco)などといった、スペイン音楽の影響も受けています。
また、このジャンルの最も有名な演奏家によれば、グアグアンコはアフロキューバンがフラメンコを歌おうとしたときに生まれたそうです。
他の音楽ジャンルとの関係性
この音楽ジャンルは、ルンバ(Rumba)とも深い関係性があります。
グアグアンコはルンバと呼ばれるアフロ・キューバのリズムをいくつか融合させたジャンルでもあります。
そのため、グアグアンコはキューバンルンバ(Rumba Cubana)のサブジャンルだということもできます。
ちなみに、キューバで踊られているルンバにはグアグアンコ、ヤンブー(Yambú)とコロンビア(Columbia)の3種類があり、後者2つはマタンサス(Matanzas)州で発祥したと言われています。
グアグアンコの踊り
次に、踊りについてみていきましょう。
グアグアンコのダンサーは、打楽器のリズムに合わせて動き、その周りをソリストを中心としたコーラスが取り囲み、非常にエロティックな振り付けを披露します。
また、このキューバ音楽の踊りは少しストーリー風になっています。
男性は力強い動きで、女性を探しに行きます。一方で、女性は、男性を避け、拒絶しますが、最終的には男性の誘いに乗ってしまう様子をえがいています。
この際、最後に征服したことを示す行為を「バクナオ(Vacunao)」といいます。
ちなみに、バクナオは男性が女性の股間を打つふりをするという動作で、これは性行為を表しているそうです。
また、男性が「バクナオ」の一部として、ハンカチを踊りに使うこともあります。
以下の動画では、グアグアンコの踊り方を確認することができますよ。ちなみに、この動画はキューバで撮影されたものらしいので、本場のダンスを見ることができますね^^
ちなみに、グアグアンコの踊りはこの動画からもわかるように、前かがみになり、中腰で踊られます。
すごく足腰が鍛えられそうだね!
グアグアンコの歌
最後に、歌や歌詞についてみていきましょう。
グアグアンコは基本的にスペイン語で歌われています。
また、このキューバ音楽のテーマは、日常生活や共存からくるシチュエーションとリンクしているものが多いです。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事ではキューバ発祥の音楽ジャンルである、グアグアンコについて紹介させていただきました。
グアグアンコはサルサとも、ルンバとも関係にある音楽ですので、これらの音楽の基礎ともなっているということができますね!
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