こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
このブログでは、ラテン音楽とラテンダンスについて紹介しています。
「メレンゲ」ってどんな音楽?
メレンゲの王様と言われている人物について知りたい!
今回はドミニカ共和国の音楽である「メレンゲ」の王様と呼ばれている、ドミニカ共和国のアーティストを紹介します。「メレンゲの王様」という別名があることからもわかりますが、彼はこの音楽ジャンルに大きく貢献したと言えます。
メレンゲってどんな音楽?
「メレンゲの王様」について紹介する前に、メレンゲとはどんな音楽なのかということついて説明しますね。
メレンゲ(Merengue)とはドミニカ共和国の音楽でありフォークダンスです。また、この音楽はヒップホップ、R&Bやその他のポップ音楽からの影響も受けています。
では、本題に入っていきましょう。
「メレンゲの王様」は一体誰なのか?
結論から話すと、「メレンゲの王様」と呼ばれている人物はホセイト・マテオ(Joseito Mateo)です。これは呼び名であり、マテオの本名はホセ・タマレス・マテオ(José Tamárez Mateo)と言います。彼は、ドミニカ共和国の国民議会により「メレンゲの王様」だと宣言されました。
ホセイト・マテオについて
では、ホセイト・マテオ(Joseito Mateo)についてもう少し見ていきましょう。
ホセイト・マテオは1930年代から活躍したドミニカ共和国の有名なメレンゲアーティストです。彼は1920年生まれで2018年で逝去されましたが、マテオはドミニカ共和国の最高齢である98歳のメレンゲ歌手として、ほぼ最期まで現役を貫きました。
また、マテオはメレンゲの発展に大きく貢献したと言えます。それは長い時間をかけてドミニカ共和国の文化の深いところにまで及び、音楽的栄光の時代の大きなブームを巻き起こしました。
さらに彼の名声は様々な国で高まり、1955年にはキューバにてサルサの歌手としてとても有名なセリア・クルス(Celia Cruz)と一緒に歌ったりもしていました。
マテオが演奏するメレンゲスタイル
マテオが演奏していたメレンゲのスタイルは、一番代表的なメレンゲのひとつでもある「メレンゲ・ティピコ(Merengue típico)」です。これは、「ペリコ・リピアオ(Perico ripiao)」という別名でも知られており、これは一番古いメレンゲのスタイルで、一番伝統的なものだといえます。
マテオが受賞した数々の賞について
マテオはその美しい歌声からも、いろいろな賞を受賞しています。
例えば、2010年11月11日、マテオは第11回ラテン・グラミー賞において、ラテン音楽への貢献が認められ、ラテン・レコーディング・アカデミーからラテン音楽優秀賞を授与されました。
また、2004年には、ドミニカ共和国の芸術家協会(ACROARTE)が授与する最高賞「グラン・ソベラノ賞」を受賞しています。
マテオの代表曲・有名曲
彼は「メレンゲの王様」と呼ばれているだけありたくさんの有名曲がありますが、なかでもおすすめな曲を2曲紹介します!
ラ・チバ・ブランカ
最初に紹介する彼のメレンゲはラ・チバ・ブランカ(La Chiva Blanca)といいます。
聴いていただければわかりますが、これは現代風のメレンゲではなく、少し古い(伝統的な)バージョンのメレンゲです。彼の美しくて、少し早口な歌声は思わず聴き入ってしまいますよね。
フアナ・メチョ
次に紹介する曲はフアナ・メチョ(Juana Mecho)です。
これは先ほどの曲と比べると少しゆっくり演奏されており、メレンゲにしては落ち着いた曲調です。典型的なメレンゲの音楽は「1、2、1、2」とカウントされ、速いテンポなものが多いですが、これはその典型的なメレンゲとは少し違いますね。ですが、この曲もとてもおすすめですよ。
まとめ
ドミニカ共和国で発祥した音楽「メレンゲ」の「王様」として知られているアーティストは「ホセイト・マテオ」です。
彼はその実力や影響力、貢献度からドミニカ共和国の国民議会により「メレンゲの王様」だと宣言されました。実際に、彼は多くのメレンゲ曲を残してくれたと言えます。彼の曲は今回紹介した二曲以外にもたくさんあるので、興味がある方は是非聴いてみてくださいね。
以上、今回は「ホセイト・マテオ」について紹介しました。
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