こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
今回はウアパンゴ(Huapango)のスタイルについて紹介していきます。
ウアパンゴについて簡潔に紹介!
ウアパンゴのスタイルについて紹介する前に、ウアパンゴは何かということについて説明しますね!
ウアパンゴはメキシコのワステカ(Huasteca)地域で、演奏されているカントリーミュージックです。
この音楽が、他のラテン音楽と違う理由としては、二人の歌手が一曲を交互に歌うことだといえます。これはウアパンゴの特徴のひとつだといえますね。
では、ウアパンゴの種類についてみていきましょう!
ウアパンゴ・ワステコ(Huapango Huasteco)
はじめに紹介するスタイルはウアパンゴ・ワステコ(Huapango Huasteco)です。このスタイルは「ソン・ワステコ(Son Huasteco)」とも呼ばれています。
当初は、歌詞のある歌を「ウアパンゴ」とよび、詩を書くための曲を「ソン・ワステコ」とよぶ、というように区別がありました。ですが、現在はどちらも同じ音楽を指しているようです。
このスタイルのウアパンゴはベラクルス(Veracruz)、サン・ルイス・ポトシ(San Luis Potosí)、イダルゴ(Hidalgo)、タマウリパス(Tamaulipas)、プエブラ(Puebla)やケレタロ(Querétaro)など、さまざまなメキシコの地域で演奏されています。
ウアパンゴの伝統的なアンサンブルはトリオ・ワステコと呼ばれ、これらの楽器を演奏する人が最低でもひとりずつが必要です。2本のギターがリズムとハーモニーを担い、バイオリンがメロディーをリードしています。
- キンタ・ウアンパゲーラ(5弦または8弦のギター)
- ハラナ・ワステカ(5弦のギター)
- バイオリン
以下の動画では、ウアパンゴ・ワステコの音楽の雰囲気、トリオ・ワステコと演奏に使われている楽器についてみることが出来ますよ!
ウアパンゴ・ノルテーニョ(Huapango Norteño)
次に紹介するスタイルはウアパンゴ・ノルテーニョ(Huapango Norteño)です。
この種類のウアパンゴは6/8拍子の速いダンス曲です。
また、ウアパンゴ・ノルテーニョはモンテレイ(Monterrey)に定住したポトシからの移民の音楽が発展したものだと言われています。
この動画では、ウアパンゴ・ノルテーニョの踊りを確認することが出来ますよ!
ウアパンゴ・ノルテーニョはラテン音楽であることはもちろん、ラテンダンスにも適していることが分かりますね。また、このスタイルの踊りはとても巧妙で、踊ることが難しそうですよね。
個人的にこの踊りの華麗な足捌きは、ワイラシュ(Huaylarsh)のメキシコ版のような感じがします。 どちらも、練習をたくさんしなければ、マスターできなさそうですね^^;
マリアッチのウアパンゴ(Huapango de Mariachi)
3つ目に紹介するスタイルは、マリアッチのウアパンゴ(Huapango de Mariachi)です。
ウアパンゴは20世紀以降、マリアッチのレパートリーに組み込まれているため、このようなスタイルが存在しているのだと考えられます。
実際に、メキシコ国外では伝統的なトリオよりもこのアンサンブルの演奏の方がよく知られているといえます。
このスタイルのウアパンゴは、ビウエラ、トランペット、ギタロン、バイオリンなどを使って演奏されています。
南部のウアパンゴ(Huapango del Sur)
最後に紹介するウアパンゴのスタイルは南部のウアパンゴ(Huapango del Sur)です。
これは、メキシコのワステカ地方、特にベラクルスの代表的な踊りで、木の台の上で速く、あるいは複雑なステップで踊られます。
また、南部のウアパンゴの音楽は1、2本のギターやジャラナ、ハープ、バイオリンで演奏されます。
まとめ
いかがでしたか?
今回はウアパンゴのスタイルについて簡潔に紹介しました。
ウアパンゴのスタイルはクンビア(Cumbia)やバチャータ(Bachata)のスタイルと比べると数は少ないですが、どれもメキシコで発展しているという点がすごいですね!
というのも、通常スタイルや種類は他の音楽と融合したり、他の国の音楽を取り入れて新しいスタイルとなることが非常に多いからです。
いずれにせよ、ウアパンゴはメキシコ発祥の音楽で、メキシコのさまざまな地域で生まれたスタイルがあるということが分かりましたね!
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