エクアドルの高地の音楽・ダンス、アルバソについて解説してみた!

Albazo アルバソ(Albazo)
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こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。

今回はエクアドルの高地の音楽、アルバソ(Albazo)について紹介していきます!

 

アルバソはとても認知度が低い音楽ですが、とても興味深い音楽でもありますよ!

 

アルバソとは一体どんな音楽?

アルバソについてすでにご存知の方はほぼいないと思うので、どういう音楽かということを説明しますね。

 

アルバソ(Albazo)エクアドルの高地の音楽で、クレオール(Criollo)とスペインを起源とする先住民族とメスティーソのダンスでもあります。

クレオール(Criollo)とは植民地圏で生まれた白人または黒人(さらに、その混血)を指します。

 

そしてこれは通常、陽気で、反復的なメロディーで演奏されます。

また、アルバソは一般に夜明けの大祭の時に街を闊歩する「バンダ・デ・プエブロ(Banda de pueblo)」と呼ばれる楽団のリズムです。

ちなみに、「バンダ・デ・プエブロ(Banda de pueblo)」は、スペイン語で「街のバンド」を意味します。

 

また、スペインのアルボラーダという、特に宗教祭や巡礼の日に夜明けとともに演奏されていた音楽が元になっており、村の楽団が演奏していることもよくあります。

 

アルバソの起源は南米のいろいろな音楽ジャンル?

メスティーソの要素を持つ、音楽とダンスのジャンルとしてのアルバソには様々な南米音楽ジャンルの影響があります。

その起源は、ヒスパニック系の音楽リズム、ヤラビ(Yaraví)や、ファンダンゴ(Fandango)などに見出すことができます。

ファンダンゴ(Fandango)はスペインの音楽です。

そのうえ、このリズムはチリのクエカ(Cueca)、アルゼンチンのサンバ(Zamba)、ペルーのマリネラ(Marinera)など他国の音楽の影響も受けています。

 

なので、アルバソは本当に様々な音楽の影響を受けてできた音楽ジャンルだといえますね!



アルバソの特徴は?

アルバソの音楽には複数の特徴があります。そのなかでも特徴的なのは歌詞とリズムだといえます。

 

アルバソの歌詞は詩で構成されている

アルバソの歌詞は、様々なテーマで書かれた短い詩などで構成されています。愛、女性、都市の風景、日常生活などを讃えるもので、その言説には喜びと悲しみが混在しています。

 

アルバソのリズムは6/8拍子の複雑なリズム

アルバソのリズムは祝祭的なため、踊りと喜びを誘うと言われています。

 

アルバソは3/4拍子、もしくは6/8拍子のリズムで、2拍子と3拍子が交互に繰り返されるため、これらのリズムを弾き慣れない人にとっては、伴奏がやや複雑になります。

 

またギターやレキント(Requinto)で演奏されることが多く、軽快なリズムで構成されています。

レキント(Requinto)は小さいギターのような楽器です。

 

衣装はとてもカラフル!?

一般的に、アルバソを踊るときの衣装は、このリズムの典型的な喜びを反映した非常にカラフルなものであることが特徴であると言えます。

男性と女性で異なった衣装があります。具体的にみていきましょう!

 

男性の衣装

  • 白のズボン(場合によってはザマロ)
  • ウエストに太いバンド
  • エスパドリーユ
ザマロ(Zamarro)は、ラムまたはヤギのウールを使用した革製のパンツの一種です。

 

女性の衣装

  • プリーツスカート(色自由)
  • 白のブラウス
  • 帽子
  • 毛糸のショール
  • エスパドリーユ
  • ウエストに太いリボン

 

 

男性の衣装も女性の衣装もサンファニート(SanJuanito)の衣装とすごく似てるね!

 

アルバソの踊り方

この動画ではアルバソを踊っているので、興味のある方は見てみてくださいね。

 

アルバソのおすすめ曲

アルバソのなかでもおすすめな曲のうちに「シ・トゥ・メ・オルビダス(Si Tu Me Olvidas)」があります。この曲名はスペイン語で「もしあなたが私を忘れたら」という意味があり、少し悲しいですね。

そしてこの曲はアルバソの特徴の一つとして挙げられる、軽快なギターの音も聞き取れますね!

 

まとめ

アルバソはサンファニート(SanJuanito)のように伝統的な音楽です。ですが、サンファニートとは比べ物にならないぐらいたくさんの音楽から影響を受けていますね。

 

アルバソがエクアドルの歴史や過去などを知れるきっかけとなれば幸いです^^

 

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