「チャンペタ」とは? コロンビアの音楽&ダンスジャンルについて

チャンペタ(Champeta)

こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。

このブログでは、ラテン音楽とラテンダンスについて紹介しています。

 

「チャンペタ」ってどんな音楽ジャンル?

「チャンペタ」と「テラピア」は何か関係性がある?

コロンビアの音楽ジャンルについて知りたい!

チャンペタの踊り方とは?

コロンビアにはさまざまな音楽があり、なかでも有名なものはクンビアバジェナートだと思います。ですが、今回の記事ではマイナーなコロンビアの音楽ジャンル「チャンペタ」について深く掘り下げていきます。

 

チャンペタとは?

ではチャンペタについて紹介していきますね。

チャンペタ(Champeta)はテラピア(Terapia)とも呼ばれている音楽&ダンスジャンルで、これは1980年代前半にコロンビアで誕生しました。

また、このジャンルは、1970年代に登場した「チャルソンガ(Chalusonga)」という音楽から派生したものです。ちなみに、チャルソンガはコロンビアのチャルパ(Chalupa)とアフリカ系コロンビアの音楽が融合したスタイルです。

さらに、当初、チャンペタは社会的地位の低い人々によって生み出され、彼らの信念や考えを表現する手段として利用されました。そのため、歌詞には奴隷制度や不公平な扱いに対する批判が多く含まれており、社会的なメッセージが込められています。

 

「チャンペタ」の意味

では、「チャンペタ」というジャンル名の意味についても紹介しますね。

「チャンペタ」という言葉は、もともと「曲がったナイフ」を指しており、これは日常的な台所道具の一種でした。ですが、現在ではこのコロンビア音楽のジャンル名としても使われています。

 

チャンペタの構成

では次にチャンペタの構成についてみていきましょう。

チャンペタの音楽は、主にイントロ、コーラスとデスペルケ(Despeluque)という3パートに分けられています。また、デスペルケはスペイン語で「髪を乱す」という意味があり、これはダンスパートに特化したセクションです。この部分では、ダンスの動きが強調され、観客を魅了する要素が盛り込まれています。

 

チャンペタの歌詞と歌

チャンペタの歌は主にスペイン語または「パレンケロ(Palenquero)」という独自の言語で歌われます。パレンケロはコロンビアの言語の一つで、スペイン語を基にしたものです。また、歌詞は社会的なメッセージを持ちつつ、リズミカルでキャッチーなフレーズが多く、聴く人々を楽しませます。

 

チャンペタの踊り方

では、次にチャンペタの踊り方について見ていきましょう。

チャンペタのダンスは非常にダイナミックで、楽しい動きが特徴的です。ダンスを踊る人は、つま先立ちで膝を曲げ、ファンシーな足の動きと腰の動きを加えます。

チャンペタのダンスはさまざまなダンスを取り入れて発展しており、そのなかにはサルサやレゲエなどの音楽からの影響もあります。

 

ダンスバトルの文化

また、チャンペタはダンスバトル形式で踊られることが多いです。このような環境では、個々のクリエイティビティが発揮され、観客を楽しませるエンターテインメントとして人気を集めています。

 

チャンペタのダンス動画

この動画では人々がバトル形式でチャンペタを踊っています。ぜひ見てみてくださいね。

 

チャンペタの楽器

では次にチャンペタの演奏で使われる楽器についても見ていきましょう。

チャンペタでは、多彩な楽器が使用されます。主な楽器としては、ボーカル、パーカッション、ベースギター、エレクトリックギター、キーボードやシンセサイザーなどが挙げられます。

なので、この音楽はコロンビア発祥の音楽ですが、コロンビアの伝統的な楽器を使われず、現代的な楽器を取り入れています。

 

チャンペタの社会的影響

チャンペタは、単なる音楽やダンスのスタイルではなく、これはコロンビアの文化や社会的な背景を反映した表現手段でもあります。この音楽はコロンビアの都市(カリやバランキージャなど)で人気があり、地域文化の一環として深く根付いています。

また、近年では国際的な音楽フェスティバルでも取り上げられるようになり、世界中の人々にその魅力を広めています。

 

まとめ

チャンペタは、コロンビアの音楽&ダンスジャンルで、そのリズミカルな音楽とダイナミックなダンスは多くの人々を魅了しています。歴史的背景や社会的メッセージを持ちながらも、楽しさを提供するチャンペタは、今後ますます世界での認知度が高まることでしょう。

ぜひ、チャンペタのおすすめ曲もチェックしてみてくださいね。

以上、今回はコロンビア音楽&ダンス「チャンペタ」について紹介しました。

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