社交ダンス「チャチャチャ」について徹底的に解説してみた!

チャチャチャ(ChaChaCha)

こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。

このブログでは、ラテン音楽とラテンダンスについて紹介しています。

 

「チャチャチャ」ってどんな音楽?

チャチャチャは社交ダンスなの?

チャチャチャのステップとは?

ラテン音楽や社交ダンスや競技ダンスに興味があれば、「チャチャチャ」という言葉は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?ですが、実際にチャチャチャがどのような音楽なのかしっかりと知らない方も多いと思います。

そこで、今回の記事ではラテンダンスとしても、社交ダンスとしても一際有名な、チャチャチャ(Cha Cha Cha)について詳しく解説していきたいと思います。

 

「チャチャチャ」とはどんな音楽&踊り?

まず、チャチャチャとはどんな音楽で、どんな踊りなのかを見ていきましょう。

 

チャチャチャ(Cha Cha Cha)はキューバ発祥の音楽で、これは社交ダンス界隈でとても人気のある魅力的な音楽です。これは1950年ごろにアメリカで有名になった音楽とダンスのジャンルであり、まれにチャチャと呼ばれることもありますよ。

またこの音楽は、1955年までの流行であったマンボの足跡をたどって、ラテンアメリカ、アメリカ、西ヨーロッパに広まっていき、社交ダンスや競技ダンスとして人気を博しました。

 

チャチャチャの歴史

上記したように、チャチャチャ自体はキューバで生まれました。ですが、この音楽は一人のキューバ人バイオリン奏者の努力から生まれた音楽だということができます。その人物はエンリケ・ホリン(Enrique Jorrín)といいます。

 

チャチャチャの創始者「エンリケ・ホリン」

では、チャチャチャの創始者とも考えられているエンリケ・ホリンについて、詳しく見ていきましょう。

エンリケ・ホリンは1950年代初頭、バイオリン奏者兼作曲家として活躍していました。彼が当時所属していたグループはハバナのダンスホールでパフォーマンスを行い、ダンス志向の群衆のためにダンソンダンソンマンボを演奏していました。

しかし、エンリケはダンサーの多くが、これらのシンコペーションのリズムに苦労していると考えました。そこで、彼の音楽をダンサーにとってより魅力的なものにするために、少し新しいスタイルの曲を作曲するようになりました。

彼がこれらの新曲を演奏したとき、ダンサーは「チャチャチャ」の音を出すフットワークの3つのステップを即興で演奏したことが注目されました。このようにして、新しいスタイルは「チャチャチャ」として知られるようになりました。そのため、チャチャチャはダンソンマンボから発展しているということができ、マンボの派生系とも言われています。

 

チャチャチャは人気のある「社交ダンス」へと変化した?

1950年代、マンボは世界的にとても有名な音楽でしたが、それ以上にチャチャチャが有名になり、これはすぐに非常に人気のある社交ダンスになりました。実際に、第二次世界大戦が終わった後には、マンボよりも人気がありました。これは、マンボに比べてゆっくりなため、踊りやすいことこそが人気なった理由のひとつとして挙げられます。

また、チャチャチャはラテンの競技ダンスとしても踊られており、さまざまな国のボールルームで踊られています。

社交ダンスや競技ダンスとして「チャチャチャ」というジャンルはあるものの、「マンボ」というジャンルがないことからも、現在もチャチャチャはマンボより人気が高いことがわかりますね!



競技ダンスとして踊る際の服装

ここで、チャチャチャを社交ダンスや競技ダンスとして踊る際の服装についても少し説明しておきますね。

チャチャチャを社交ダンスや競技ダンスとして踊る際は、快適に動くことができる服が絶対条件です。その上で、女性は明るい色で少し裂け目がある衣装を着ることが多く、スカートの長さは短い傾向にあります。

一方で男性はフォーマルなダンスウェアを着ることが多いです。上は半袖か長袖のシャツで、胸元が少し開けているのが多い傾向にあります。また、下は長ズボンを着用することが多いです。

 

チャチャチャのリズム

では次にチャチャチャのリズムについてみていきましょう。

チャチャチャは4拍子の音楽です。これはただし「1、2、3、4」と4拍を均等に数えるのではなく、「1、2、3アンド4」と3拍目と4拍目の間に三つのステップを挟むような数えるのが特徴です。ですので、感覚としては「1、2、チャチャチャ、5、6、チャチャチャ」というような数え方になります。

ちなみに、「チャチャチャ」というジャンル名はこのリズムが踊られるステップへの擬音語とも考えられていますよ。

 

演奏で使われる楽器

一般的に、この音楽の演奏で使用されるのは、トランペット、トロンボーン、コンガ、ボンゴ、ケトルドラム、カウベル、ギロ、マラカス、ピアノ、コントラバスです。

使われる楽器はサルサともかなり似ていますね!

 

チャチャチャの踊り方

次にチャチャチャの踊り方についてみていきましょう。

チャチャチャは多くの場合、ペアダンスとして踊られます。(もちろん、ペアではなく個人個人で踊られる場合もありますが。)そのため、男性は左手で女性の右手を握りながら踊ります。その際、男性の右手は相手の腰の高さに置く必要があり、女性は左手をパートナーの右肩に置いて踊ります。そこにステップやターン、アームスタイリングなどを合わせて踊られます。

また、チャチャチャは、軽快でアップテンポな曲に合わせて踊られ、先ほども紹介したように、リズムは4拍で展開されています。これは2つの遅いステップと3つの速いステップで構成されています。

これは躍動感があふれるダンスで、踊ることでさらにこの音楽の魅力を感じることができますよ!

 

ダンス動画

ここにチャチャチャのダンス動画を貼っておきますね。

 

先ほども紹介した通り、基本ステップは「1、2、チャチャチャ、5、6、チャチャチャ」なのですが、この人たちのようにレベルが高くなると、その型にハマらず、音楽に合わせたステップをしているのがわかりますね!

 

 チャチャチャにはメリットがたくさん!

チャチャチャが体と精神の健康に与える利点はたくさんあります。 これは、リラックスしたり、ストレスを解放したりするのに役立つダンスの一種であり、体の筋肉の調子を整えるのにも役立つ優れた有酸素運動でもあります。 また、循環を活性化し、心臓の状態、肺活量、抵抗力を改善したりするなど様々なメリットがあります。

以下の曲はとてもリズムに乗りやすいチャチャチャの曲なので、是非聞いてみてくださいね!曲と一緒に踊れば、楽しいこと間違いなしです。

 

チャチャチャを踊りたければ「ルンバ」を練習した方がいい!?

少し余談にはなりますが、チャチャチャはルンバと音楽や踊り方がよく似ています。ですが、ルンバの方がよりゆっくりで、チャチャチャの方がアップテンポです。

そのため、「チャチャチャを踊りたい」や「チャチャチャを練習したい」という方はまず、ルンバで簡単なステップを練習したり、ゆっくりな音楽に慣れてから、チャチャチャに挑戦する方がいいとされています。

 

まとめ

チャチャチャ(Cha Cha Cha)はキューバ発祥の音楽で、これは社交ダンス界隈でとても人気のある魅力的な音楽です。これはキューバのバイオリン奏者「エンリケ・ホリン」により作られた音楽で、現在では、社交ダンスや競技ダンスとしてもよく知られています。

この音楽は踊るにも最適なジャンルのひとつで、踊ることでまた違った魅力が見えてくるはずです。興味のある方はルンバを練習してから、チャチャチャの踊りに挑戦してみるのもいいかもしれませんね!

以上、今回は社交ダンスと競技ダンスとして有名なキューバの音楽「チャチャチャ」について紹介しました。

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