南米にも根付いたチェコ音楽!? ポルカについて簡単に解説してみた

Polka ポルカ(Polka / Polca)
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こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。

このブログでは、ラテン音楽とラテンダンスについて紹介しています。

 

「ポルカ」ってどんな音楽?

これは、南米の音楽なの?それともヨーロッパ音楽?

南米でもポルカは有名なのか知りたい!

今回は、以上のような、ポルカ(Polka / Polca)に関する質問にお答えします。

 

この記事を読むことで、ポルカはどのような音楽なのか、そしてどの南米の国で聴かれている音楽なのかを知ることができます。

また、この音楽&ダンスの特徴についても理解を深めることができますよ。

 

ポルカはどんな音楽なの?

まず、ポルカの発祥地と語源ついて紹介します。

 

チェコ共和国で発祥した音楽&舞踊!

ポルカ(Polka / Polca)は、1830年にボヘミア(旧オーストリア帝国、現在のチェコ共和国)で誕生した音楽&舞踊です。

これは、18世紀に流行した舞踊「メヌエット」に直接由来しており、1835年頃には首都である、プラハ(Praga)で流行したと見られています。

 

また、この音楽が誕生した当初は、社交ダンスとされていましたが、後にフォークダンスという認識へと変わりました。

これはチェコ共和国で発祥した音楽なので、正確にいうと、南米の音楽(ラテン音楽)ではないですが、南米でも発展した(以下で紹介)音楽なので、このラテン音楽ブログで紹介することにしました。

 

語源は「ガラスのビー玉」!?

音楽ジャンルの名前である「ポルカ」には、いくつかの語源があるとされており、それらは根本的に異なる意味合いがあります。

 

例えば、南米チリでは「ポルカ」という言葉は「ガラスのビー玉」を意味しています。

一方で、スペインでは「過ぎ去った時代」という意味があるようです。

 

ポルカは南米へと広がり発展していった!

先ほど紹介したように、ポルカはチェコ共和国発祥のダンス&音楽です。

ですが、この音楽はヨーロッパ各地、南米やアメリカへと広がっていきました。ちなみに、南米には19世紀の半ば頃に伝わりました。

 

この音楽が伝わった中南米の国は多くあります。その例として、以下の国々が挙げられます。

  • アルゼンチン
  • ウルグアイ
  • コロンビア
  • チリ
  • ニカラグア
  • パナマ
  • パラグアイ
  • プエルトリコ
  • ベネズエラ
  • ペルー
  • メキシコ

 

これらの国の中でも特にこの音楽が発展したのは、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンとメキシコです。

このブログは「ラテン音楽」について紹介しているブログですので、チェコ共和国のものだけではなく、中南米のポルカについても見ていきましょう!

 

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パラグアイ

まずは、南米パラグアイです。

 

パラグアイにはプラヘイ(Purahéi)と呼ばれるポルカがあります。

これはジャズの影響を受けた、パラグアイのポルカで、このスタイルの音楽では、ギターやパラグアイハープを使って演奏されます。

 

ウルグアイ

次に紹介するのは、ウルグアイです。

 

ポルカは1845年ごろに、ヨーロッパから南米に位置する国、ウルグアイへと伝わりました。

最初はステージダンスとして踊られていましたが、すぐにダンスホールでも踊られるようになりました。このポルカは、他のペアダンスとともに広まったといえます。

 

また、ウルグアイでは、ポルカ・カナリア(Polca Canaria)と呼ばれている、ウルグアイのカネロネス(Canelones)で発展したスタイルが人気です。

これは、ミロンガ(Milonga)という、アルゼンチンやウルグアイで聴かれている音楽の影響も受けています。

ミロンガについては後日詳しく記事を書きますね。

 

ポルカ・カナリアは国内でとても人気となり、チャマリータ(Chamarrita)と同様にウルグアイ音楽の重要な構成要素となりました。

 

アルゼンチン

次はアルゼンチンです。

 

南米の国、アルゼンチンでは、

  • 中央部で演奏されるポルカ
  • ポルカ・コレンティーナ(Polca Correntina)
  • アルゼンチンの地方で演奏されるポルキータ・ルーラル(Poquita Rural)

の3種類が存在します。

 

なかでもポルカ・コレンティーナは通常のポルカよりも遅いテンポで演奏されます。このスタイルの演奏では、当初ハープが使われていましたが、20世紀の初めにはアコーディオンに置き換えられ演奏されるようになりました。

ちなみに、ポルカ・コレンティーナはチャマメ(chamamé)と呼ばれる、アルゼンチン音楽に似ています。

チャマメについては、後日、別記事で詳しく解説しますね。

 

メキシコ

チェコ共和国で発祥した音楽「ポルカ」は、19世紀半ばに社交ダンスとしてメキシコに持ち込まれました。

現在では、メキシコの北部と北東部で、民間伝承の一部とされています。

 

ポルカは非常にダイナミックなペアダンス!?

次にポルカの踊りについてみていきましょう。

 

ポルカは2/4拍子の速いビートで踊られます。

これは、活発で非常にエネルギッシュでダイナミックなペアダンスで、一般的には、「ステップ」「クローズ」「ステップ」「ジャンプ」の順にサイドステップを踏みながら踊られます。

 

ちなみに、このダンスはダンサーの消費エネルギーが大きいため、「疲れるダンス」とされることが多いようです^^;



ポルカの参考ダンス動画

ここで、踊り方がわかる動画を紹介しますね。

 

短い時間であれば問題はなさそうですが、15分以上踊り続けるとなると、「疲れるダンス」と呼ばれるのも不思議ではないですよね。

 

演奏に使われる楽器紹介!

ポルカの演奏で使われる楽器は、以下のような楽器が使われることが多いです。

  • マンドリン
  • コントラバス
  • クラリネット
  • アコーディオン
  • チューバ

 

ですが、使われる楽器は、スタイルや演奏される国によって多少変わったりします。

 

まとめ

ポルカはヨーロッパのチェコ共和国で発祥した音楽です。

この音楽は後に南米にも伝わり、その土地にすでにあった南米音楽の特徴を取り入れながら発展していきました。

 

特に、南米パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンや北米メキシコでは、よく踊られたり、聴かれたりしていますよ。

 

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