昔は情報提供のための歌だった!?メキシコ音楽「コリード」について

コリード(Corrido)

こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。

今回はメキシコ音楽である、「コリード(Corrido)」について紹介していきます。

ちなみに、コリードはダンスジャンルと考えられることは少なく、音楽ジャンルと考えられることが多いです。

 

コリードはどんな音楽?

まず、コリードとはどんな音楽なのかみていきましょう。

 

コリード(Corrido)メキシコの音楽ジャンルです。

このメキシコの音楽ジャンルは、ポルカ(Polka)ワルツのリズムアコーディオンの奏法などの影響を受けてできた音楽ジャンルで、ヨーロッパのワルツに似たリズムが特徴的です。

 

コリードはメキシコ独立戦争中(19世紀初頭)に流行し、現在でもメキシコの地方音楽として、メキシコやアメリカでよく聴かれています。

 

ちなみに、メキシコで有名な音楽のジャンル「ノルテーニョ(Norteño)」もコリードの一種ですよ!

 

コリードは情報機関でもあった!?

コリードは通常の音楽とは少し違います。

 

コリードは音楽というだけではなく、20世紀半ばに電子マスメディアが登場して成功するまで、情報提供をするメディアとしても使われていたそうです。

なので、その時のニュースや出来事などをメキシコ全土に伝える歌として、そして手段として、広まりました。



コリードの歌詞

次に、コリード音楽の内容についてみていきましょう。

コリードの音楽では、地域の人々や移民などの身近な問題について歌っているといえます。

例えば、国境を越えてアメリカに入ろうとして死んでいく名もなき英雄たちの物語などです。

 

他には、政治的・歴史的事件復讐感傷的な人間関係などといったテーマもありますよ。

さらに、全盛期のメキシコ革命期には、戦闘、功績、悲惨な死、殺人や処刑、事故などを語っていたりもしました。

 

また、最近のコリードの人気テーマは麻薬の売買であり、これらのコリードは「ナルココリード(Narcocorrido)」と呼ばれています。

 

コリード音楽で使われている楽器

最後にコリードで使われている楽器について簡単に紹介しますね。

 

当初のコリードは、ギターバンドロン(Bandolón)バホ・キント(Bajo Quinto)などの弦楽器の伴奏で演奏されていました。

ちなみに、バンドロン(Bandolón)もバホ・キント(Bajo Quinto)もギターのような系統の楽器です。

現在のコリード音楽では、コントラバスアコーディオンベースドラムなども使われています。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回はコリード(Corrido)を紹介させていただきました。コリードについて少しでも興味を持った方は、コリードのおすすめ曲も聞いてみてくださいね!

 

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