こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
今回はメキシコの地方の音楽である、ノルテーニョ(Norteño)について紹介していきたいと思います。
ちなみに、ノルテーニョはノルテ(Norte)というスペイン語単語から派生した言葉であり、「北のもの(音楽)」という意味があります。なので、実質的には、どこの国でも北の音楽のことをノルテーニョということができます。
ですが大抵の場合、国名を言わずに「ノルテーニョ音楽」と言ったら、メキシコの音楽だと判断されます。
ノルテーニョ音楽の発祥地
まずはじめにノルテーニョ音楽の発祥地についてみていきましょう。
ノルテーニョ(Norteño)音楽(または単にノルテーニャ/ノルテーニョ)はメキシコ北部の農村部を起源とする典型的な音楽ジャンルです。
ノルテーニョは20世紀前半にタマウリパス(Tamaulipas)州、ヌエボ・レオン(Nuevo León)州、テキサス(Texas)州南部で、メキシコの歌や楽器、そしてヨーロッパの曲をアレンジして発展したものです。
ちなみに、この音楽は農村部で発祥したものですが、都市部と農村部の両方で人気があります。
このジャンルは、特にメキシコ人とメキシコ系アメリカ人の間で人気があります。ですが、メキシコや米国以外にも、コロンビア、チリ、スペインなど他のスペイン語圏の国で人気があります。
「ノルテーニョ」の語源
先ほども軽く触れた通り、ノルテーニョというのは北部の音楽を指します。
このメキシコの音楽はメキシコ北部の州で人気があったため、この名前をつけられました。
ノルテーニョ音楽で使われる楽器
典型的なノルテーニョグループの楽器編成は、アメリカ南西部、主にテキサスで見られるものと非常に似ています。使われる楽器は、アコーディオン、バホ・セクスト(Bajo sexto)、ギター、ボーカルなどです。
ノルテーニョ音楽の歌詞の内容
現在のノルテーニョ音楽は、パーティやダンスなどの娯楽的な用途ともなっていますが、歌詞は当時ものとほとんど同じです。
ノルテーニョ音楽では、人々が日常的に経験する状況や問題、その多くが麻薬取引や社会闘争に関連したものであることを歌っています。
なので、あまり明るい歌詞ではないですね。
有名なノルテーニョの曲
ここで1曲、有名なノルテーニョ音楽について紹介していきたいと思います。
今回紹介する曲はアントニオ・アギラール(Antonio Aguilar)によって歌われているクアトロ・ミルパス(Cuatro milpas)という曲です。
この曲では田舎の土地を奪われた悲しみを歌っています。
落ち着いている曲ですが、悲しさも伝わってくる曲ですよね。
まとめ
いかがでしたか?
ノルテーニョ音楽はメキシコの代表的な音楽のひとつです。
ランチェラ(Ranchera)やマリアッチ(Mariachi)などといった他のメキシコの音楽と比べると、少し知名度は低いかもしれませんが、ノルテーニョ音楽もとても魅力的なのでぜひ聞いてみてくださいね!
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