こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
今回はパソドブレと呼ばれている、スペインの闘牛とフラメンコをイメージしたダンスについて紹介します!
パソドブレってどんなダンス?
パソドブレ(Pasodoble)はスペインの民族舞踊のひとつで、音楽性と情熱にあふれた典型的なダンスです。パソドブレは、スペインの人々にとって重要な音楽であり、長年にわたってスペインの文化と特質を形成してきました。
そしてどうやらこのダンスはスペイン人の性格や気質と伝統を忠実に表現している音楽ジャンルでもあると言われているそうです。
このダンスは、スペインの闘牛の闘牛士の入場を特徴づける音楽で、時代の流れとともに維持されてきたスペインの主要な踊りのひとつです。フラメンコ(Flamenco)の要素も取り入れた、活発でやや速いタイプの音楽でもあります。
また、パソドブレは社交ダンスや競技ダンスとしても踊られることがあります。なので、チャチャチャ(ChaChaCha)やルンバ(Rumba)などとも似ている部分がありますね!
ちなみに、「パソドブレ」はスペイン語表記をすると「Pasodoble」「Paso Doble」「Paso-doble」の3種類の書き方がありますよ。
パソドブレの起源と発展
パソドブレの起源については、まだ完全に確立されていないため、議論が続いているようです。
17世紀にスペインで練習され伝わった舞台舞踊に由来するとする専門家もいれば、18世紀半ばに登場したとする専門家もいますし、パソドブレは軍隊の行進曲から生まれたと主張する専門家もいるほどです。
またその起源についてはフランスやドイツで生まれたとする説も多くありますが、実際には1533年から1538年の間にスペインで確立されたものだそうです。
19世紀後半からは、パソドブレは闘牛祭や各種大衆行事で演奏される音楽の一種として使われるようになり、後には演劇やオペラにも使用されました。
ダンススタイルとしては、1926年に人気を博し、それ以来、スペインのあらゆる祝祭と伝統に欠かせないものとなっています。また、この頃から社交ダンスに取り入れられることが非常に多くなりました。
時間と共にパソドブレは世界の各地に広まり、今では世界中で何千人もの人が踊り、聴いている音楽&ダンスジャンルです。
パソドブレの特徴
このスペイン音楽にはいくつかの特徴があります。
パソドブレを構成する主な特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- とても陽気なリズムで、躍動感にあふれている
- 行進曲の構成(音楽用語で言うと、2進法)をした音楽である
- 踊りは優雅な動作で構成されている
- 闘牛士や闘牛活動と密接に関連した音楽スタイルである
パソドブレで使われる楽器
パソドブレでは、ピッコロ、フルート、ティンパニ、クラリネット、サックス、チェロなど、さまざまな種類の楽器を使用して、演奏することができます。
ちなみに、パソドブレは2拍子のリズムで演奏されます。
パソドブレの踊り方
パソドブレの踊り方は、足を交互に動かして、まるでパレードをするように踊ります。これは軍隊行進曲に由来しているようです。
基礎の踊り方は「歩くこと」なので、とても簡単に習得できるダンスでもありますよ。
パソドブレは二人一組で踊られ、パソドブレを踊るカップルの位置は、他の社交ダンスと同じで、男性が女性の前に立ち、女性は少し左側に移動して高慢な雰囲気をかもし出します。
先ほどお伝えしたように、基礎となるステップはとても簡単ですが、競技ダンスになると、さまざまな応用テクニックが使われるため、素人には到底真似できない高度なダンスへと進化します。
このように、それぞれのレベルに合わせて踊れるパソドブレはとても魅力的ですよね!
パソドブレの衣装
女性のパソドブレの伝統的な衣装は、赤や黒のフリルのついた美しいドレスだといえます。肩に巻くショールは闘牛士のマントを模しており、頭には花で飾った櫛を付けます。
男性は通常、闘牛士が使用するような黒いスーツを着用し、場合によっては帽子をかぶることもあります。
まとめ
いかがでしたか?
パソドブレはスペインの代表的な音楽&ダンスジャンルで、闘牛にも関係のある音楽です。
ちなみに、この音楽ジャンルはスペインに由来するエクアドルの音楽ジャンル、パサカジェ(Pasacalle)ともよく似ていますよ。
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