こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
このブログでは、ラテン音楽とラテンダンスについて紹介しています。
「バジェナート」で活躍した人について知りたい!
ロライン・ララってどんな人物?
才能のあるバジェナート奏者について知りたい!
バジェナートは、コロンビア発祥の音楽ジャンルで、アコーディオンの音色が非常に特徴的です。このジャンルは、情熱的なリズムとメロディーで多くの人々に愛されています。
そして、2019年には「バジェナートの女王」と呼ばれる人が誕生しました。彼女ははロライン・ララ(Loraine Lara)といいます。今回は、彼女について詳しく見ていきましょう。
ロライン・ララについて
では、ここからはロライン・ララについて説明していきますね。
まず、バジェナートの女王の座を獲得した人はロライン・ララ(Loraine Lara)と言います。
彼女が初めてアコーディオンを弾いたのは、彼女が11歳の時でした。父親と叔父がアコーディオン奏者であり、彼らは自らの教室を開いていました。
ロラインの父親はアコーディオンをベッドの上に置くことが多かったため、父親がいない時を見計らってこっそり弾き始めたのが、きっかけだそうです。この環境が、彼女にフォルクローレやバジェナートについての知識を与えたと考えられます。
バジェナートの女王の誕生
では、次に彼女がどのように「バジェナートの女王」という称号をつけられたのかみていきましょう。
ロライン・ララが「バジェナートの女王」としての称号を獲得したのは、2019年のバジェナータ・レジェンド・フェスティバル(Vallenata Legend Festival)です。
このイベントでは史上初めて女性のカテゴリーが設けられ、当時18歳のロラインが出場しました。彼女の才能とパフォーマンスは観客の心をつかみ、見事に女王の座を手に入れました。
ロラインの才能と努力
では次に彼女の才能についてみていきましょう。
ロラインは、バジェナートの演奏者としてだけではなく、歌手や作曲家としても多才です。これはライバルに太刀打ちできるほどの実力で、他の人はアコーディオンだけなど、一つの楽器に特化することが多い中、彼女は歌まで歌い圧倒的な差を生み出しました。
また、ロラインの努力は並大抵ではありません。彼女はライバルのパフォーマンスを分析し、そこから学んで自身の音楽を質上げもしていました。これは、彼女が他のアーティストと差別化するための重要な要素となっています。
さらに、彼女は彼女がバジェナートを演奏すると決めてから、30以上のフェスティバルや大会に出演し、初めの頃は2位や3位に終わることが多かったものの、徐々にその実力を磨き上げていきました。
ちなみに、彼女は4種類全てのバジェナートを演奏することができますが、彼女のお気に入りは プヤ・プジャだそうです。(「プヤ・プジャ」については以下の記事でも紹介していますよ。)
家族の支えと応援
最初は両親がロラインに音楽業界に進んでほしくないと思っていたようですが、彼女の才能を見たことで応援せざるを得なくなりました。彼女は、家族の支えを受けながらも、自らの道を切り開くために努力を重ねてきたといえます。
ロラインのメッセージ
そしてロラインは自身の音楽を通じて「女性は男性に勝つことができない」というような言葉や批判に対して、そうは思わないということを彼女の歌とアコーディオンで力強く主張しました。
また、彼女は以下のような名言も残しています。
Tocando el acordeón no le temo ni a las mujeres ni a los hombres
これには「私はアコーディオンを弾く。女も男も怖くない。」というようなニュアンスがあります。これは、彼女の強い意志を表す言葉であり、バジェナートに対する情熱を感じさせます。
ロラインのパフォーマンス
ロライン・ララのパフォーマンスは、力強さと自信に満ちています。彼女の演奏は、観客を魅了しており、多くの観客が彼女の才能を賞賛しているといえます。
ロラインの演奏動画
この動画はロラインの一番とも言えるほど有名な動画です。
とても力強い歌声は圧倒的な自信の表れだといえますね。
まとめ
ロライン・ララは、まだ若いバジェナートの歌手であり、アコーディオン奏者です。しかし、その才能と実力は多くの人に認められており、彼女の存在はコロンビア音楽界においてとても重要だといえます。彼女の圧倒的なパフォーマンスはまさに「女王」に相応しいですよね。
また、彼女の音楽は、クンビアやバジェナートの新たな可能性を示しており、これは多くの若いアーティストにとってもいいインスピレーションになると思います。これから、彼女がコロンビアの音楽界にどのような影響を与えるのかとても楽しみですよね。
以上、今回は「バジェナートの女王」と呼ばれている人物「ロライン・ララ」について紹介しました。
コメント