こんにちは、Ponmigo(ポンミーゴ)です。
このブログでは、ラテン音楽とラテンダンスについて紹介しています。

「ランド」ってどんな音楽ジャンル?
「ランド」にはどんな歴史があるの?
ペルーの黒人音楽に興味がある!
今回は、ペルーの黒人音楽である「ランド」について紹介します。
この記事を読むことで、ランドはどんな音楽なのか、そしてどんな特徴があるのかなど、ランドに関する知識を深めることができます。
「ランド」とはどんな音楽ジャンル?
ランド(Landó)とはペルーの黒人音楽スタイルとダンスのことを指します。
これは他のアフロ・アメリカンの音楽やダンスの起源ともなったものです。
また、当時はアフロ・ペルーの人々の間で非常に人気な音楽でしたが、現在はペルーだけでなく、全世界で認知されています。
「ランド」の発展に関する正確な情報はまだない!?
ランドとはどんな音楽ジャンルなのかより詳しく見ていく前に、ひとつ先にお伝えしておきますね。
この音楽の発展に関しての情報は、いまだ正確に説明することのできる歴史的資料はまだ見つかっていません。
なので、この音楽に関して紹介していることは、最も事実に近いとされている諸説です。
このことをご理解の上、お読みください。
ランドの歴史を紹介!
ここからは、最も事実に近いだろうと思われている諸説に基づいて、ランドの歴史を紹介しますね。
当時のペルーの状態と「ランド」の発展
ランドはアフリカから南米(アメリカ大陸)に連れてこられアフリカ人奴隷によって作られた音楽で、なかでもこのリズムを作ったのは、アンゴラから来た人々だとされています。
では、当時のペルーの状態とともに、ランドがどのようにできたのかみていきましょう。
16世紀、当時のペルーには、奴隷の人々が連れてこられ、主にアンデス山脈の金銀を採掘する鉱山で働かされていました。
しかし、残念なことに、アンデスの高地に慣れていない奴隷たちは生き残るのが困難で、ひどい生活環境だったため、多くの人が命を落としました。
また、奴隷たちはペルーの海岸にある農場でも働いたそうです。
ペルーの黒人音楽「ランド」は、このような農場で生まれたのです。
生活のあらゆる面で制限され、自由もなく、自律的な表現もできない彼らにとって、音楽やダンスは、スペイン人に対する抗議、そしてコミュニティの中での自己表現の手段でした。
やがてスペインは奴隷に楽器を持たせることを禁止しましたが、ランドのようなアフリカ起源の音楽と踊りは、スペイン人に隠れて披露され続けました。
ランドはアンゴラの婚礼ダンスが起源!?
また、ランドは黒人奴隷が持ち込んだアンゴラの婚礼ダンス「ルンドゥ(Lundú)」が発展したものだと考えられています。
ちなみに、「ルンドゥ(Lundú)」とは、バンツー(Bantú)語で「後継者」や「従う者」を意味する言葉です。
そのため、この音楽はアンゴラ発祥のダンスともいえ、他の地域では、「ロンドゥ(Londú)」「ランドゥ(Landú)」や「ルンドゥン(Lundun)」などといった別名で呼ばれることもあります。
さらに、ランバイエケ(Lambayeque)州(ペルー)では、ルンデロ(Lundero)という名前で流行し、後にトンデロ(Tondero)という踊りが生まれました。
一方、リマ(ペルー)では「サマクエカ(Zamacueca)」に発展し、後によって「マリネラ(Marinera)」に改名されました。
発展に貢献したアーティスト
このペルー音楽は数人のペルー人アーティストにより、より広く知れ渡ることとなりました。
それらのアーティストは、ニコメデス・サンタ・クルス(Nicomedes Santa Cruz)、セシリア・バラサ(Cecilia Barraza)、ルシラ・カンポス(Lucila Campos)やエバ・アイジョン(Eva Ayllón)などです。
彼らは、ランドの曲である「サンバ・マラト(Samba Malató)」と「トロ・マタ(Toro Mata)」をカバーし、ペルーにランドの存在をより広め、このペルー音楽の発展に貢献したとされています。
それぞれ以下にリンクを貼ってますので、興味のある方は聞いてみてくださいね。
サンバ・マラト(Samba Malató)
トロ・マタ(Toro Mata)
ランドの踊り方とダンス動画を紹介!
ランドを踊る際は、中腰で、腰や肩を動かしながら踊ります。
ランドの音楽は独特なリズムがあるため、踊るのも難しそうですよね。
以下のダンス動画は先ほど紹介したランドの曲「トロ・マタ(Toro Mata)」に合わせて踊られています。
ランドは「カホン」を中心に演奏される!
最後に、ランドで使われる楽器についてみていきましょう。
このペルー音楽「ランド」はカホンを中心として演奏されます。
非常に複雑なリズムを持ち、カホンとクレオールギターの低音弦が伴奏となります。
一応、参考動画を貼っておきますね。
まとめ
ランドはペルーの黒人音楽です。
これは、アンゴラの婚礼ダンスによって影響を受けたとされており、その音楽のリズムや踊り方は、ペルーや中南米のものというよりも、アフリカのものというのがひしひしと伝わってきますよね。
また、ランドから、トンデロ(Tondero)やマリネラ(Marinera)などといった、他のアフロ・ペルー音楽も誕生しているので、ペルーのアフリカ系音楽に大きな影響を与えているといえますね。
以上、今回はペルーの黒人音楽「ランド(Landó)」について紹介しました。
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